添乗報告記

【バードウォッチングツアー添乗報告記】
10/13発 渡り鳥の楽園・秋の飛島 3日間

 

ツアー名:1名から催行!期間中(10/9~11/7)いつでもOK! 渡り鳥の楽園・秋の飛島 3日間 

2018年10月13日(土)~10月15日(月)
文●ツアーガイド:簗川 堅治(やながわ けんじ)


最近、なぜか飛島がテレビで放映されることが増えました。NHKの「ブラタモリ」でも先日放映され、宿の予約などが増えたようです。


 秋の飛島バードウォッチング 1日目

昨日は風が強く欠航しましたが、今日からはしばらく安泰のようです。

暖かい日が続いているせいか、冬鳥や珍鳥は少なめの中、まずは校庭へ向かいました。途中、複数のジョウビタキが目の前でうろちょろ。上空をシラガホオジロが飛んで行きました。降りずに通過で残念です。

校庭での狙いはオジロビタキです。待っている間、シロハラが何羽も地上で採餌していました。マミチャジナイも1羽。近くにはコホオアカも2羽いました。なかなか出ないオジロビタキでしたが、「ジリリリ…」という声が聞こえ、ほどなくすると姿が見えました。ところが、世話しなく動き回り、なかなかじっくり見れません。気を揉みましたが、最終的にはじっくり見ることができました。

ヘリポートへ移動しようとしたまさにその時、「プリュリュ、プリュリュ」と独特の声を出しながら、シラガホオジロが1羽飛んできて降り立ちました! グッドタイミングです。♀のようです。待っているとどんどん近づいてきて、じっくりと見ることができました。

今度はヘリポートです。シベリアジュリン、コホオアカ狙いでしたが、抜けてしまったのか、現れませんでした。カラフトムジセッカやニシオジロビタキがいるというので、また移動です。しかし、道すがらは鳥影も少なく、引き返すことにしました。タイミングなのか、往路では声すらしなかったカラフトムジセッカが復路で目の前に出てきました。ついているのか、いないのか? イカルのような声を出しながら、採餌に余念がないカラフトムジセッカを見ることができました。

そして宿へ帰る際、カラスバトがタブ林から飛び立っていき、よく見ると別の1羽が枝に止まっていました。


カラスバトカラスバト

普段はすぐ逃げますが、この時はじっくりと見ることができました。ラッキーです。観察をしていると幼鳥であることがわかりました。幼鳥の記録は飛島初です。


 秋の飛島バードウォッチング 2日目

まずは定番、舘岩のアマツバメの巣、そして海水浴場のハヤブサを見ました。徐々に畑方面へ行きますが、一段と鳥が少なくなっています。だいぶ抜けたようです。上空を見上げると、ツグミ類の30羽ほどの群れが高い所を南へ飛んで行く姿が見られました。渡っていったようです。

「2の畑」でカキをついばみにくる鳥たちを待ちましたが、芳しくありません。今度は今年豊作のマユミの実の前で待ちます。1羽のムギマキがやってきました。するともう1羽、さらにもう1羽…結局、♂のきれいな個体を含め実に5羽ものムギマキがやってきました。


ムギマキムギマキ

他にもジョウビタキ、ルリビタキ、ノビタキ、オオルリ、メジロなどヒタキ類を中心に入れ替わり立ち替わり、頻繁に訪れます。楽しいばっかりです。約2時間ほど、この場所で十分に楽しめました。その後はやはり鳥が少ないせいか、ぱっとしませんでしたが、ウグイスやアトリ、アオジなどは増えた感じでした。

最後は校庭です。アカモズの亜種カラアカモズの幼鳥がいたとのことで探しました。校庭も鳥影が少ないです。昨日いたシラガホオジロも見当たりませんでしたが、コホオアカはまだせわしなく採餌していました。オジロビタキもまだ健在。しかし、カラアカモズは結局見つけることはできませんでした。


 秋の飛島バードウォッチング 3日目

最終日です。今日も穏やかないい天気です。全く寒くもなく、これが鳥が少ない原因かもしれません。

鳥見の前にちょっと観光。まずはブラタモリで紹介されタモリさんが登った舘岩へ。ここからは飛島の東側が一望できます。タモリさんが立った岩の上に立ち、飛島を眺めました。続いて、島の西側にある御積島が見える展望台へ。実はここ、夕日がきれいな場所で御積島を眺めるには最高の場所です。


舘岩から飛島を望む舘岩から飛島を望む

さて、鳥見です。昨日、見られなかったシロハラホオジロがまだいるようでしたので、再挑戦です。すると、あっさり見ることができました。同じ所にクロジとホオアカも現れました。


シロハラホオジロシロハラホオジロ

続いては、シベリアジュリンがいたという場所へ向かいました。こちらもあっさり見れました。小さくてかわいい感じです。


シベリアジュリンシベリアジュリン

締めはマユミに来るムギマキにしました。ところが、昨日、あんなにたくさん来ていたムギマキは1羽だけに。他の鳥もあまり来なくなっていました。天気がいいので一晩で渡ってしまったようです。ちょっと残念。


鳥が少なく渡りの醍醐味を実感することはあまりできませんでしたが、それでも日によって鳥相が変わる3日間でした。


【今回確認できた鳥達】


カルガモ、カラスバト、キジバト、ウミウ、アオサギ、ウミネコ、オオセグロカモメ、トビ、ハイタカ、アカゲラ?、ハヤブサ、サンショウクイ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、キマユムシクイ、オオムシクイ?、センダイムシクイ、メジロ、コヨシキリ、クロツグミ、マミチャジナイ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ノビタキ、イソヒヨドリ、コサメビタキ、キビタキ、ムギマキ、オジロビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ビンズイ、アトリ、シメ、イカル、シラガホオジロ、ホオジロ、シロハラホオジロ、ホオアカ、コホオアカ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ、クロジ、シベリアジュリン

 

風の鳥日和