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中国雲南・貴州のお祭り特集

 
姉妹飯(施洞)

子供たちも盛装(施洞の姉妹飯)

中国西南部(雲南省や貴州省)には数多くの少数民族が暮らしています。中国の経済発展の下、民族独特の衣装を含め、彼らの伝統も少しずつ変わってきているようです。が、その中にあって、民族のアイデンティティを確認し合えるひとつがお祭り。いつもは離れて暮らす家族や親戚なども戻ってくるので、祭りの日、村は活気にあふれます。中には小さな小さな規模のお祭りもあります。それでも魂を取り戻すかのような民族主役の祭りには、魅力があります。一度その中に身を浸してみてはいかがでしょうか?




長角ミャオ族の跳花節

日程2017年2月6日 エリア貴州省西部


長角ミャオ(苗)族は貴州省西部、六枝特区と織金県の境界付近に暮らしています。現在は約4,600人しかいません。毎年旧暦の一月十日に梭嗄村で「跳花節」と呼ばれる祭りを開催します。

長角ミャオ族の大きな角のような髪飾りは、昔、この地方には多くいた危険な動物(虎と思われます)に襲われないためだったそうです。かつては男女とも付けていましたが、近年は女性、しかもお祭りのときだけになってしまったようです。

その長角ミャオ族の300年の歴史を誇る祭りが「跳花節」。豊作や厄除けの祈願、そして、若者達の恋の場として開かれているそうです。しかし、300年前に始まったという歴史を考えると、清王朝の圧政下で離散する民族の結束を固めるための催しだったのかもしれません。

長角ミャオ族の少女

長角ミャオ族の少女

鮮やかな民族衣装で華やぐ会場

鮮やかな民族衣装で華やぐ会場




芦 笙 祭

芦笙とは日本の雅楽で使われる笙のルーツとも言われる竹製の楽器。ミャオ族の祖先が造り出したとも、3,000年の歴史があるとも言います。バグパイプのようなの音色がミャオ族の女性の民族衣装の銀装飾が鳴らすしゃんしゃんという音や、貴州の山岳地帯の風景にとてもよく合います。

芦笙祭では、男性は、芦笙を吹き、未婚の女性は、邪悪なもの災難を取り除く魔よけとして、牛角や龍をかたどった銀の髪飾りなどの民族衣装を身につけます。中には総重量は10〜15kgに及ぶものもあり、美しく輝かせながら舞う様子は美の競演であり、また男女の出会いの場ともなっています。


日程2017年11月14日〜15日 エリア貴州省東部 重安


重安(チョンアン)は凱里から約70kmの革家人(現在、民族として認定されておらず政府にはミャオ族の一支族と位置づけられています)が暮らす小さな町。素朴さとにぎやかさのバランスがちょうどいいサイズのお祭りです。

芦笙祭(重安)
芦笙祭(重安)




日程2017年2月14日〜16日 エリア貴州省東部 舟渓


舟渓(ジョウシー)は凱里の南約20kmにある短裾ミャオ族の村。

旧暦の正月の時期にミャオ族の村々で繰り広げられる芦笙祭の中で歴史が古く、規模も大きいのが舟渓の芦笙祭。旧正月の十八日から二十日に開催されます。

舟渓の芦笙祭
舟渓の芦笙祭





原始の力『火』をあがめる阿細人の祭

日程2017年2月28日 エリア雲南省東部


昆明の南東約150kmにある弥勒。ここから約40km離れた紅万村にはイ族の一支系といわれる阿細(アシ)人が暮らしています。年に一度、早春のころ、この小さな村で奇祭とも呼べる祭りが行なわれます。「阿細人の火祭り」と呼ばれるこの祭りでは、祭りの前には、松の葉を道一面に敷き散らした上に、料理を並べ食事をします。民族衣装に盛装した男女の踊りも繰り広げられます。祭りのクライマックスは、火を初めて授かった儀礼から始まるパレード。体を、大地を代表する5つの色(赤、黄、黒、白、茶)でカラフルにボディペイントした男女が奇声を発したり、草で体を覆って踊ったり、男性シンボルを強調した人形なども担ぎ出されたりしながら、村を駆け抜けます。非常に古い祭りの形式をとどめているとも言われ、繁殖・豊穣を祈る、生命力あふれる祭りです。

弥勒の火祭り

松葉を敷き詰めた上に料理が並ぶ

弥勒の火祭

原始的で生命力のあふれる祭




銀の装飾が舞う・姉妹飯

日程2017年4月12日~13日 エリア貴州省東部


凱里から約70kmの施洞で行なわれる姉妹飯(しまいはん)。旧暦の三月十五日から十七日まで行なわれるミャオ族の祭りです。

「姉妹飯」とは、ミャオ族の女性が恋の相手を探すため始まったというお祭り。祭りのときに女性が身に着ける総重量10数kgにもなる母から娘に受け継がれる美しい銀飾りの民族衣装が華麗です。施洞の姉妹飯では、近隣の村から数十万人のミャオ族が集り、蘆笙や太鼓に合わせて踊りや歌垣が行われます。

施洞の姉妹飯

銀装飾がまばゆい

施洞の姉妹飯

会場には数十万人のミャオ族が集う




牛を祀る四月八祭

日程2017年5月3日 エリア貴州省東部


貴州の黄平県飛雲崖(凱里から約70km)周辺では、旧暦の四月八日を牛を祀る日としています。

大昔、まだ地上に牛がいなかったころの話です。大干ばつで食べ物がなく困った時、天の神様が「地上に降りて、人民に1日に3回顔を洗い、食事を1回にせよ」と伝えるため牛を遣わせた。ところが誤って「1日1回顔を洗い、食事を3回にしろ」と伝えてしまった。牛はその償いに、畑を耕すよう神様から言われ、四月八日に地上へと舞い戻ってきました。そして、その後牛は人のために田畑を耕すようになり、人々も牛に感謝するようになりました。この祭りは700年の歴史ある祭りで、近隣から数万人が集まり、盛装し、芦笙や、踊り、そして古歌などが披露されます。そして、なぜか感謝の対象であるはずの牛が食べられます。

四月八祭の主役・革家人(麻塘村)

四月八祭の主役・革家人(麻塘村)




ミャオ族の男の祭・龍船祭

日程2017年6月19日 エリア貴州省東部


この祭には龍退治の伝説があります。この地方の川に住む龍に一人息子を殺された老人が、仇に龍を焼き殺し、周辺の村に分配して食べてしまったところ、天は暗闇に覆われ太陽の光が届かなくなったというのです。そんなある日、子供が川面を洗濯棒で「ドンドンチャン」と歌いながらたたいていると、太陽が戻ってきたので、それから後、人々は太陽が消えてしまわないよう洗濯棒に似せた龍船を造り、ドンドンチャンと音を鳴らしながら、龍船をこぐようになったということです。
祭の出走前には、雄鶏を殺して山の神にささげ、安全を祈る歌を歌います。船を指揮するのは村の長老、ドラと太鼓を鳴らしながら進む船のこぎ手は村の若い男たち、ドラは女装した10歳くらいの男子が鳴らすことになっているそうです。

年に一度の男たちの祭

年に一度の男たちの祭

親船一艘、子船二艘1組でボートレースが繰り広げられます

親船一艘、子船二艘1組でボートレースが繰り広げられます




瀘沽湖モソ人の転山節(獅子山祭)

日程2017年9月15日 エリア雲南省北部


世界遺産として人気の麗江から北に約200kmの山間部にある湖・瀘沽湖(ルークーフー)。その標高2,700mの高所にモソ人(麗江のナシ族の一支系)が暮らしています。モソ人は年長の女性を家長とする女人の国として知られ、男性が女性の家に通い、婚姻関係を結ぶ通い婚の村として有名です。

旧暦の七月二十五日、この湖を見下ろす獅子山でモソ人の最高神・格姆(ガンモ)神を祀るのが、転山節。1,000年の歴史があると言います。チベット仏教以前からの祭りですが、今はラマ僧がお経を読んで五穀豊穣や平安を山の神に祈るという神仏習合のような形で残る古いお祭りです。神妙な祈りの後は、踊りや歌垣、男女の契りの場となるそうです。

瀘沽湖

瀘沽湖

モソ人の盛装

モソ人の盛装




雲南最大のチベット仏教の祭典・ゴドン祭(格冬節)

日程2016年12月25~27日 エリア雲南省北部


雲南省北部、麗江から車で1半日北上したところに位置するシャングリラ。この町で毎年旧暦の11月29日頃に行われる雲南省最大のチベット仏教のお祭り。

別名、跳神節とも言われます。雲南省で最大のチベット仏教寺院ー松賛林寺(ソンツェンリン寺)の境内では、僧侶が、お経をあげたり、馬、鹿、猿、ヤク、犬、猪、虎などのお面を掛け、動物の動作の真似て踊ります。魔除けの意味もあります。付近の人たちは大勢集まり、非常に賑やかです。お菓子を含む食べ物や雑貨など色々な屋台も出揃い、チベット人も老人や、子供は正装をしてチベット色の濃い雰囲気に包まれます。

ゴドン祭の賑やかな会場

道化の登場で盛り上がる会場

鮮やかなピンク色が印象的

ピンク色が印象的な民族衣装