ラサの最後の夜に食べたい物

joshikikaku20150911_1ギャコック

ラサの最後の夜に食べたい物。それはギャコク!チベットの鍋です。

ギャコクは貴族たちが食べていたちょっと贅沢な鍋で、日本の寄せ鍋に似ています。具はヤクの肉、豚肉、じゃがいも、大根、きのこ、春雨など、とても具沢山です。これらの具をシャブシャブ鍋に似た鍋で煮込みます。お店によってスープの味はいろいろありますが、基本はヤクの肉や骨からとったダシの効いたスープ。タレは醤油、塩、胡麻油、黒酢、唐辛子、オイスターソース、ネギ、パクチーなどの調味料を自分の好みで調合します。私は胡麻油とパクチーを多めにするのが好み。

joshikikaku20150911_2絶品の雑炊

風のツアーではラサの最後の夜にギャコック鍋のお店にお連れしていますが、いつもシメには、残ったスープにご飯を入れて、卵を割りいれて雑炊を作ります。鍋に入れた全ての具材のダシが凝縮していて、これがまた絶品なのです。でも、チベット人はシメに雑炊を作ったりしないので、雑炊を作っているとちょっと珍しそうな目をして見られます(笑)。ちなみに、チベット人にはシメにインスタントラーメンを入れて食べる人もいます。

日本と同じでギャコックのシーズンは冬。ラサのチベット人は冬になると家族でお気に入りのギャコック屋さんに行って鍋を食べています。ラサはこれから寒くなって、鍋がおいしい季節になりますね。是非みなさんも冬のラサへお越しください。