ばね指 その後

*風のメルマガ「つむじかぜ」671号より転載

先週、ばね指になったとここに書いたら、もう15年以上前にモンゴルへ2度ご一緒したSさんからお電話を頂いた。「アームレストがいい。枕状のではなく机に取り付けて腕を乗せる形状のもの。両腕をそのアームレストに乗せ、なるべく体側に付けてPCを打つといい。私は、2週間ほどでよくなった。肩こりも治る。手術はしないほうがいい。しても再発するケースが多くて結局治らない。机からはみ出るから見た目は悪いが気にしないで今も使っている」。

早速、ネットで購入した。一個1600円ほどだからこれで治るなら安いものだ。月曜日には届き、さあ、使おうと思ったら、私の仕事机は縁からすぐ薄い引き出しになっていて、引き出しを犠牲にしないと取り付けられない。それでもとにかく試してみよと思い、引き出しをはずして取り付けてみた。

PCを打つときは、左腕は指しか動かさないのでアームレストに乗せていている状態が安定する。しかし、右手はマウスを使うから腕が結構動き安定しない。一時間ほど試して使えることが判ったのでひとまずアームレストを外して引き出しを戻した。後日、引き出しの中のものを整理して使ってみようと思う。

幸い、ばね指は、あの激痛を耐えた注射が利いて症状はかなり軽くなった。しかし何時悪くなるか判らないし、このアームレストには、肩こりの解消も期待できるそうだからなんとか使ってみようと思う。
思いがけないSさんの助言に感謝しつつ、私の拙文をSさんが読んでおられたことに驚いた。嬉しくもあり緊張もする。

それにしても、年齢のせいか手だの脚だのあちこちが痛い。痛みを取る薬の宣伝をテレビやラジオで頻繁にやっているが、最近は心惹かれる。苦しんでいる人が多いに違いない。私の場合は、最初は、脚だった。脊柱管狭窄症だといわれレントゲンを取ったら狭窄はしていませんねと言われた。しかし、電車で立っていると左足のふくらはぎが猛烈に痛くなる。それも何か月か続くと症状が緩和するのだが、またしばらくすると出てくる。

スーツケースを検査台から降ろそうとして左腕を捻り、もう2か月も経つのになかなか 良くならない。治療は整形外科に行っても何もしてくれないので鍼に時々行くが、利く場合もあれば効果なしのときもある。どうも根本治療にはならない。

鍼の先生もそれが解っているらしく「ストレッチですよ。体動かしてくださいね」。その通りである。ストレッチこそ魔法の杖!年齢のせいだとボヤいたり、薬で逃げようなんてとんでもないということだ。実は、脚が痛いときはやっていたのだが、痛みが緩和するとつい怠けてしまう。いかんいかん、今日からまた始めます!


★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。


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