小川 康の『ヒマラヤの宝探し~チベットの高山植物と薬草たち』
2010 年 3 月 1 日 月曜日
風の旅行社 カテゴリー » ダラムサラ, チベット文化圏, 小川康のヒマラヤの宝探し,
『ヒマラヤの宝探し』とは?
患者を診断する医師(アムチ)自らが山に入り、薬草を採集し、精製して薬にして処方する。そんな医学の原点ともいえるチベット医学の姿に魅せられ、北インド・ダラムサラにあるチベット医学暦法大学(メンツィカン)を受験し、チベット文化圏以外の外国人としては初めて入学を許可された小川康さん。 神秘的な文脈で語られることの多いチベット医学ですが、チベット人自らも気づいていないチベット医学の本当の姿とその魅力を、ヒマラヤ山中に隠された宝物(=薬草)を探すように、小川さんが自らの経験を交えて皆様にご紹介します。
| 小川 康(おがわ やすし)プロフィール |
富山県出身。1970年生まれ。東北大学薬学部卒。薬剤師。元長野県自然観察インストラクター。薬草会社、薬局、農場、ボランティア団体などに勤務後、99年1月よりインド・ダラムサラにてチベット語・医学の勉強に取り組む。2001年5月、メンツィカン(チベット医学暦法学大学)にチベット圏以外の外国人としては初めて合格し、2007年卒業。晴れてチベット医(アムチ)となる。「自然治癒力を高める連続講座(ほんの木出版)」 に『チベット医学童話タナトゥク』を連載。チベットの歌や踊りにも造詣が深い。 2009年7月より長野県小諸に富山の配置薬を扱う「小川アムチ薬坊」を開業。 |
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富山県出身。1970年生まれ。東北大学薬学部卒。薬剤師。元長野県自然観察インストラクター。薬草会社、薬局、農場、ボランティア団体などに勤務後、99年1月よりインド・ダラムサラにてチベット語・医学の勉強に取り組む。2001年5月、メンツィカン(チベット医学暦法学大学)にチベット圏以外の外国人としては初めて合格し、2007年卒業。晴れてチベット医(アムチ)となる。「自然治癒力を高める連続講座(ほんの木出版)」 に『チベット医学童話タナトゥク』を連載。チベットの歌や踊りにも造詣が深い。 2009年7月より長野県小諸に富山の配置薬を扱う「小川アムチ薬坊」を開業。
小山田いく 『すくらっぷ・ブック』
四部医典を手にし、タナトゥクの絵解きを行なう筆者(写真提供 釜井様)
2009年4月15日、日本を離れてから十年、ようやくチベット医・アムチの資格を得て帰国の時が訪れた。しかし、残念なことに現代文明はまだ滅びておらず、大地に根ざしたチベット医学の出番はまだやってきてないようだ。ましてやチベット薬は日本では薬事法の関係で処方できない。ならば、この現代においてアムチとして何ができるのだろうか、と立ち止まって考えてみる。いま、日本で自分にしかできないことは何か、と、もう一度じっくり考えてみるも結論はでない。そうして富山の実家でのんびり過ごしていた4月27日、突然、富山の売薬をやろうと閃いた。もしかしたら久しぶりに食べた寒ブリ、甘エビ、ホタルイカたちが僕の深層心理に働きかけたのかもしれない。「おい、富山のブランドって最高だぞ」って。もっともすでにエッセー第27話において、チベット医学と富山の売薬には多くの共通項があることはすでに述べていたものの、まさか夢物語が現実になるとは、文字通り夢にも思っていなかったのが本音である。
「庭の松の木から10歩、南に進み、次に西に6歩・・・」



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