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きぬのみち観光案内所

キルギス:温泉特集!湯けむりは天山にのぼる[SILKROAD]

 2009 年 10 月 27 日 火曜日     八田裕子  カテゴリー » きぬのみち観光案内所,

キルギス東部、天山山脈の山腹には知られざる温泉地帯があります。

北岸のリゾートにてくつろぐ人々<BR>温泉地は対岸の山の中。。。遠っ!!” title=”konohen” width=”240″ height=”162″ class=”size-full wp-image-29907″ /><p class=北岸のリゾートにてくつろぐ人々
温泉地は対岸の山の中。。。遠っ!!

キルギスといえばイシククル湖が有名です。湖と天山山脈のコントラストはぼーっと眺めていたくなるような美しさ。リゾートの集まるイシククル北岸の町は首都ビシュケクから車で4時間とアクセスも良いため、夏場はバカンスを楽しむ人々でにぎわいます。しかし、湖の向こうに見える山の中まで入っていこうという方はなかなかいないのではないでしょうか。

湖をぐるっと回ってイシククル南岸へ。そしてさらに山の中へと車を走らせること30分。ここまで来た方には素敵なご褒美があります。それが今回ご紹介する「温泉」です!!温泉って気持ちいいですよねぇ~。旅の途中であればなおさらです。しかもそれがシルクロードの屋根・天山山脈から湧き出るお湯だなんて、ロマンチックじゃありませんか??

温泉地はイシククル東部から南部にかけていくつかありますが、ここでは私がもう一度行きたいと思える2つの温泉地(とオマケ)をご紹介します。

<ジル・スー温泉>
場所:イシククル南岸のサルー村の山奥
アクセス:山の中は未舗装ですが、普通車でOK
泉質:ラドン・源泉掛け流し

山が迫る小さな谷にあるジル・スーは、川のせせらぎが心地よいこじんまりした温泉地です。お湯は透明で硫黄の香りがほのかに漂い、体に沁みわたるようなベストな湯温でした。ラドン温泉ということで、適度な入浴時間(30分以内)におさえるようにしたほうがよいそうです。お湯は循環させておらず、ポンプでくみ上げた湯をそのまま流しているだけとのことでした。
温泉の建物はユルタ(ゲル)の形をしており、男女別の2つの浴場があります。入るとすぐ脱衣場がありますが、ロッカーなどはないので貴重品などがあれば濡れないようポーチなどに入れて持ち込むとよいでしょう。浴場はタイル張りです。明かり取りに小さな窓があるだけでほの暗く、秘湯の趣をかもし出しています。
キルギスの温泉では水着着用が基本ですが、家族とか知り合い同士しかいなければ裸で入ってもマナー違反にはなりません。ただし浴場の窓は水着着用を前提に外からのぞけるような構造になっていますし、後から他のお客さんが入ってくるかもしれないので、やはり水着を着用したほうが落ち着いて入れます。

この中が浴場になっている
後ろは断崖絶壁!
シンプルな脱衣場
タイル張りの浴場
立って入れるほど深い





<アルティン・アラシャン温泉>
場所:イシククル東岸の町カラ・コルの山奥
アクセス:山の中はひどい舗装道路で軍用トラックか徒歩でのみアクセス可
泉質:ラドン・源泉掛け流し

アルティン・アラシャンは、アウトドア派の旅人に最も人気のある温泉地でしょう。アルティンは金、アラシャンは温泉という意味です。まさに金メダル級の温泉地です。しかし、そこに至るまでには骨の折れる道のりをたどらなければなりません。徒歩だと4時間かかります。トレッキング大好きという方なら温泉までの道のりは
最高に楽しいでしょう。緑の濃い針葉樹林から見え隠れする雪山が気分を盛り上げエーデルワイスを口ずさんでいまう人続出です。足に自信がない方は車で行くことも可能ですが、普通車はもちろんのことジープでさえもアルティン・アラシャンまでの山道は登ることができません。行くことができるのは軍用トラックのみとなります。軍用トラックは座っているだけでよいのが魅力ですが、頂上までのすばらしい景色を小さな車窓からしか見ることができないのがやや残念です。

軍用トラックで山を登ります
体が温まったら川へダイブ!
浴場には男女別の2つのドア





こんな苦労をしてくる価値があるのがこのアルティン・アラシャンです。山を登りきると正面には美しいテント峰。緑の谷間に温泉の建物が点在しています。主な温泉の建物は3つあり、それぞれに雰囲気が違いますので、お好みのところをどうぞ。どこも清潔です。よほど混んでなければ貸切でき、中から鍵をかけることができます。(アクセスが悪いので混雑することはまれです)鍵をかければこっちのものですので、荷物は安心して脱衣場に置いておき、お仲間同士和気あいあいと裸のつきあいを楽しんでしまいましょう。こちらの温泉もラドン質ですので、入浴時間は30分以内にしたほうがよいそうです。

一番手前の温泉
秘湯っぽくておすすめ
真ん中の温泉
モデルはドライバーさん
奥の温泉が一番新しいです
各々雰囲気が違うのでお好みで選んで下さい





<オマケ>
アルティン・アラシャンの温泉宿を離れて川伝いに急斜面を歩いていると、天然の湧水ポイントを見つけることができます。湧水ポイントでは自然に温泉が溜まっている温かい池もあれば、お湯につかれるようコンクリートで浴槽が作られているところもありました。おおっ・・・、これは露天風呂ではありませんか。誰がやってくれたのか、粋な計らいです。誰も管理する人がいないので緑色に苔むしていたりしますが、大空の下では足湯をするだけでも気持ちいいですよ。お時間があればぜひどうぞ!

温泉が湧き出てます
ハート型が心にくい
この崖の上に温泉が??
もちろん登ります
露天風呂はやっぱり最高!




冬は徒歩でしか行くことができませんが、スノーシューズを履いて温泉まで歩く方もいるそうです。雪原の中、温泉に入るのがたまらないんだとか。今、雪融け後のシーズン開始に向けて、温泉を含むキルギスのコースを企画しています。年内には発表する予定です。ご興味のある方はぜひお早めにお問合せ下さい。


コメント / トラックバック 3 件  

    [コメント]
  1. Fujii mari より:

    3年前シルクロード陸路の旅3ヶ月しました。

    ツアーの企画は多摩美の元教授、シルクは古来女性が

    かかわってきたということでの企画。中国からとるがると峠超え

    悪天で和えで道路が壊れ迎えのバスが来られず、大苦労。

    約1名、峠超えで高山病に、お花畑が見えた、かなり危なかった

    富士山くらいの高度があったから無理もない。

    いしくくる湖畔についたのが朝の4時、ホテルは折からの上海

    会議でVIPに占領され民宿に泊ることに。

    温泉保養地だったのに、温泉に入れず残念でした。

    あなたの温泉ガイドはかなりな秘境ですね。

    キルギスジンは日本人と同じ顔、兄弟と思ってくれていて

    なんだか親しみが持てましたね。

  2. はった より:

    コメントありがとうございます!
    3ヶ月もかけてご旅行されたとはうらやましい限りです。陸路で旅をすればシルクロードをより一層感じられることでしょう!私もいつかそんな旅がしてみたいです。
    キルギスのガイドさんから「日本人とキルギス人はもともと同じ民族だった。肉が好きなものはキルギス人になり魚が好きなものは日本人になった。」と言う冗談を聞きました。キルギスの方は親日的で性格も穏やかな方が多く親しみやすいと感じました。何度でも行きたくなる国です。
    ぜひFujii様も温泉を訪ねにまたキルギスへいらっしゃってください。

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