MKT NEWS カザフ族の春祭「ナウリズ」

皆様、お元気ですか?
モンゴルの旧正月が終わったことをみなさん良くご存知でしょう。今度はモンゴルの西端のバヤンウルギー県に暮らしているカザフ族の3/22日に行われる、春祭ナウリズについてです。

ナウリズ(ナウルーズ)
カザフスタン、中国の新彊ウイグル自治区、モンゴルの西端のバヤウルギー県にはカザフ族多く住んでいます。カザフ族の新年はナウリズです。
ナウリズのナウは”新”リズは”日”というイランの言葉ですがカザフ語では新年、3月とナウリズのとき作るスープの3つ意味を持っている。カザフ人の考えでは1年は12ヶ月あって、1ヶ月に30日あります。そして余る5、6日間気をつける日々と言われてます。
その気をつける日々に旅や狩りに出ない、結婚、宴会などをしない、大きい声を出さない、騒いだりしないように過ごしている。ナウリズの元日は夜と日の長さが同じくなる3月の22日である。
3月22日をカザフ人は自然がゆるむ、たおやかになる「サマルカンドの青石が溶ける」日と言います。つまり春の良い季節が来る日です。
3/21の夜、人間を保護するヒザールが地球を回っていて土地を見たら畑が良く出きる、河川を見たら雨が多く緑の良い年になりますと信用しています。その「ヒザールの夜」は2本お灯明をつけて、入れ物に乳製品や穀物、乳しぼり措けに湧水を入れておきます。新年は豊富である意味を表しています。ナウリズの準備はモンゴルのツアガンサルと同じ家の掃除もします。
若者と子供達は寝ずに新年を迎えます。女の子は干し肉と牛乳で「目を覚めす」という料理を作って男の子に上げる、男の子は好きな女の子に香水、クシ、鏡をプレゼントする習慣があります。

3/22の挨拶するとき、最初に年配の人が幸福を祈ります。一番年上の人に先に挨拶します。
男同士、女性同士、男性と女性の挨拶が少し違います。
挨拶は年に1回しかしませんのでその年にあった良いことや悪いことを歌にして伝える挨拶もあります。
回りの人達と挨拶し終わったら自然を供えします。男性が湧水、河などの先のごみを拾い、年寄りが「家畜、財産をなくても木が残る」と言って木を植えます。女性は上がっている太陽に挨拶し自然を自分の母のように愛する、湧水に油をつけて、植えた若い木に水と牛乳かけます。

モンゴルのカザフ人のおせち料理はダスタルハーンという乳製品、穀物など7種の食べ物があります。またナウリズという馬肉のスープにヨーグルト入れたスープを飲みます。そのスープを家に来たお客さん皆、必ず食べるからたくさん作ります。それは皆で1つのなべからご飯食べて1家族みたいに仲良くして行く意味を持っている。
この日、皆カザフの民族の楽器ドーンボルを引いて、歌を歌って楽しめます。
大昔この日に捕まった犯罪人を大赦したり、お金持ちの人が貧乏の人にお金上げたり、善行を施していました。

最近の10年はウルギーでの遊びは劇場でduet song試合、民族衣装を着てイヌワシを持って馬に乗っている人や十二支の動物かっこうした人々のパレードが行われます。そのパレードに会社や色んな機関1つチームになって参加し、ウルギーでゲルを立てて食べ物も作ります。
duet songは昔普通の人々が自分たちで歌詞を作って楽しんでましたが今は劇場でやっています。
また、騎馬がヤギの毛皮を争奪して、奪った人が誰かの家に置きます。そしたらその家から宴会が始まります。現代はウルギーでゲルじゃなくて建物になったので奪った人の家が宴会開いています。
女性が馬に乗り、男性を追いかけて鞭をつけようとします。男は女性に鞭つけられたら恥かしいので一生懸命逃げます。
また男性同士で馬に乗りしたの置いてあるコイン、旗を取る試合もあります。

カザフ人にとってナウリズは一番楽しい祭だそうです。

天気予報
今朝雪が降りましたが暖かいです。でも天気予報によりますと明日から全国的に雪が降り、風が強くなるそうです。平気最低気温は-22℃まで下がり、最高-11℃になるかもしれません。
今日の昼の温度は
ウランバートル -11℃
南ゴビ+1℃
カラコルム-3℃
一番寒いのはウブス県で、-17℃です。

日の出 日の入り
07.45 18.15
7時頃暗くなっています。

とても分かりにくくなりましたが、宜しくお願いします。
エールカ