添乗報告記

メディナの世界と砂漠紀行9日間 お土産情報つき!(2006年9月)

 

2006年9月24日(月)〜10月2日(月) 文●平山未来(東京本社)

人気のエミレーツ航空を利用し、モロッコを9日間でぐるっと周遊するこのコース。ツアータイトル通り、モロッコの二大メディナ(旧市街)を巡り、サハラ砂漠で宿泊、さらにカスバやオアシスも見たりと、見所満載。毎日変わりゆく景観に、まるで何カ国か行った気すらしてしまいます。あっという間の旅が終わったとき、一言では言い表せない、まるで夢の世界に居たような錯覚と幻想的な思い出が残るモロッコの旅でした。

2日目 9/25(月) やっと着いた、モロッコ!!


夜のフナ広場 屋台にて晩ご飯

日本を出てからドバイを経由し、気づけば丸一日が経っていました。お昼過ぎに降り立ったカサブランカ空港は思ったより暑くなく、カラッとしていて過ごしやすい気候。早速、空港から車に乗り換えて、駅まで移動します。カサ・ボヤジャー駅から列車に乗り、一路マラケシュへ。モロッコまでの移動に、少しばかり疲れた様子の皆様は車内でうとうと・・・。車窓からの景色は田園風景が広がり、日暮れ近くなると、オレンジ色に色付く夕焼けが。ガタンゴトン〜、ガタンゴトン〜と揺られ、沈んでいく夕日を見ながら、約3時間半、マラケシュ到着です。再び車に乗り込み、マラケシュで有名なフナ広場へ。広場近くで車を降り、リアドへと向かいます。旅行の目的の一つがリアドだった方が多く、リアドに入った瞬間、「わ〜、すごい! きれい。」と喜んでいらっしゃいました。夕食はフナ広場へと繰り出し、初めてのモロッコ料理と屋台料理を楽しみました。



平山のおみやげ情報
1DH=13.8円
(2006年10月現在)

[マラケシュ]
◎バブーシュ
 一足:200DH〜

◎皮製品(鞄や財布など)

 鞄:400DH〜

(自然系薬局にて)
◎乾燥ミントティ
◎アルガンオイル
◎香辛料

◎癒しグッズ  など
 物・量により:20DH〜

◎民族服
 薄手ジュラバ:400DH〜
 厚手ジュラバ:650DH〜

 セット:950DH〜

[ムゴナ]
◎バラ水(100ml・3本セット)
60DH〜

[ワルザザート]
◎絨毯
小サイズ 500DH〜
中サイズ 900DH〜
大サイズ 1200DH〜

(素材・大きさ・物によりかなり変動)

[フェズ]
◎金物屋さん
 (ミントティなどのポット)
 300DH〜

◎刺繍屋さん
 (テーブルクロスなど)

 100DH〜

◎織物屋さん
 (ターバンなど)
 200DH〜

◎陶器屋さん(皿など)
 150DH〜

スーパーマーケットにて
 (ここは定価)
◎お茶
◎オリーブオイル
◎ハリラのもと

◎クスクス
◎塩
◎香辛料  ◎蜂蜜
◎ チョコやビスケット
  2DH〜15DHくらい

3日目 9/26(火) 時間がいくらあっても足りない!マラケシュ

翌朝はリアドから歩いて観光開始。まず、バヒア宮殿の美しい建築模様に感動し、次にマドラサ(神学校)で清らかな空気を感じ、昼間のフナ広場の大道芸人さんたちに驚いたりと、すっかり時間が経つのを忘れてしまいます。お昼も過ぎた頃、スーク(職人街)の路地へと入り込み、いよいよお楽しみのアラビア商人との交渉が始まります。
「マラケシュでみなさん欲しいものは?」と尋ねたところ、回答は「バブーシュ」「民族衣装」「アロマオイル」「ミントティ」などなど。路地裏のスークをぐるぐる回り、場所場所で買いたい人が交渉。一つ、また一つと買い物袋が増えていく、その様は見ているだけでも楽しい。見て楽しい、買って楽しいマラケシュのスーク♪(おみやげ情報は、左枠をご覧下さい!)
気づけば夕刻、遅めの昼食を頂きます。ここで初めて「クスクス」「タジン」が登場。いきなり大きな鍋(?)がどどんと現れ、熱々でやわらかいお肉と野菜が盛られたタジン。小麦粉料理のクスクスはなんともコメントしがたい食感。「モロッコの料理は本当に美味しい!」と皆様口々におっしゃっていました。
リアドで一休みした後、今度は夜のマラケシュに繰り出します。まずはライトアップされるというクトゥビアモスクへ。フナ広場からも小さく見える塔ですが、近くをぐるっと回ってみると、とても大きい。モスクの中では、丁度ラマダンの一日の最後のお祈りをしており、イスラム教の人たちの雰囲気がより一層強く感じられました。マラケシュ二日目の夕食はフナ広場を見下ろせるカフェで食事。昨日とは違った夜のマラケシュの雰囲気を楽しむことができ、マラケシュの滞在はあっという間に過ぎてしまいました。


いざ、マラケシュの
路地裏へ

クスクス(手前)と
タジン(奥)

ライトアップされた
夜のクトゥビア

4日目 9/27(水) アトラスを越えるとそこはもう砂漠の世界!


アイトベンハッドゥを散策

今日から車の旅が始まります。マラケシュからワルザザート方向へ向かい、オート・アトラスを越えます。走っていくにつれ、車窓の景色は変わり、次第に道は細くなり、くねくねの山道が始まりました。しかし道はきちんとコンクリートで整備され、走行する最高標高地点のティシュカ峠も2,260mほど。周囲に聳える雄大なアトラス山脈を見ながら、ひたすら走っていきます。
お昼を過ぎた頃、今までのだだっ広い土漠の景観のなかに、いきなり現れる要塞「アイト・ベン・ハッドゥ」。世界遺産にも登録され、現在も人が住んでいるという日干しレンガ造りの古い村。ここでは数々の映画の撮影も行われています。その特殊な造りの要塞は、今にも崩れそうな古めかしさを持ちながらも、迫力と空間芸術が感じられる建物。一歩足を踏み入れると、まるで迷子になりそうな道。途中訪れた民家も、狭い階段と小道があり、小さな部屋がいくつもありました。世界遺産の要塞に干される洗濯物を見ながら、この地で暮らす人々の生活を、ほんの少し感じられた要塞散策でした。要塞を後にし、ワルザザートへ。車窓から映画のスタジオなどを見て、次はトドラ渓谷へと向かいます。バラで有名な街・ムゴナで休憩し、女性陣はバラ水を購入。車内にやわらかい匂いが香ります。そして日も暮れる頃、一日走ってトドラ渓谷に到着しました。あたりは真っ暗。両脇に聳える渓谷の迫力は明日のお楽しみ。この日は早めに就寝しました。


人々の営みを感じる要塞「アイト・ベン・ハッドゥ」

5日目 9/28(木) 朝目覚めると目の前に巨大な壁! 


トドラ渓谷を散策

早めに就寝したためか、あたりが明るくなってくる頃に目が覚めました。昨晩は周りには何があるのか全くわかりませんでしたが、窓から外を眺めると、「ん?巨大な壁・・・?!」。次第に明るくなるにつれ、自分がトドラ渓谷の足元にいるんだということに気付きました。朝陽の光がさしこんでくるにつれ、徐々に姿を現してくれるトドラ渓谷の迫力は満点。朝食後、ゆっくり散策して渓谷の全貌を見学し、周辺にあるカスバやオアシスなども堪能しました。その後メルズーガに向けて出発。数時間進んだ後、前方にサラサラの砂漠(砂丘)を発見! 一同「お〜、イメージのサハラ砂漠だぁ!」と、感激。ロッジに到着後、夕暮れの時間に合わせてラクダに乗ります。砂丘までは約一時間。夕日をバックにのんびりのんびり、登っていきます。真っ赤に染まる夕日と砂漠のシーンは、この旅を語る上でかかせません。こんなに「夕日が落ちるのが惜しい・・・」と思ったことはないでしょう。
ロッジに戻り、今日はどちらに泊まるか選択します。砂漠のロッジ? テント? 結果、全員テント! テントは寝る時だけ利用します。夕食後、寝るときに必要な荷物だけ持ち、テントへ移動。ベルベルテントは本当に簡単な作りで、自然条件が整わないと寝られません。この日はありがたいことに無風。そして夜空は快晴、もちろん満点の星空! 持参した星座早見盤で星空観察会がスタート。天の川もハッキリクッキリ見えました。


イメージ通りのサハラを
ラクダで歩く

ベルベルテントで
おやすみなさーい

6日目 9/29(金)  砂漠に泊まってこそサハラ!


朝陽と夕陽にただただ感動・・・

空が明るくなりだした頃、砂丘に向けて歩き出します。徐々に明るい光が砂漠を照らし出し、遠くの砂の山からとてつもない光が飛び出てきました。日本で見るよりも、もっと強い日差しと大きさを感じます。一日の始まり。朝陽からエネルギーを頂戴し、ロッジへと戻ります。
朝食を食べ、この日も一日長い移動。メルズーガからフェズまで走ります。途中、モワイヤンアトラスを越え、モロッコのスイスと呼ばれる「イフラン」に立ち寄ります。今までとは全く違った家の作り、人々の様子に、「ここは日本で言う軽井沢か北海道?」と砂漠から来た私たちにはとても変わった街に見えました。ここからフェズまではあと少し。約二時間後、長い移動を終え、フェズに到着しました。

7日目 9/30(土) フェズの路地裏探訪はとにかく楽しい!

この日は一日フェズ観光の日。まずはホテルから車で出発し、宮殿を見学。その後ユダヤ人居住区に行き、さらに車で展望台へ。ここからはフェズの町並みが一望できます。フェズの町も新市街と旧市街があり、全体的に白い建物になっているということがわかりました。次に、フェズで有名なブー・ジュルード門から旧市街へ。ここからは歩いて旧市街のメディナを隈なく歩いて散策します。
フェズはマラケシュと違って、建物が白いこと、坂道になっているところ、かなり道が狭いため交通手段が主にロバであること、写真を撮りやすいことなどが挙げられます。また、買い物も、フェズにはフェズの良いものがあり、陶芸品、皮製品、染物などが割合に安く、品数が揃っています。案内されるがままにメディナを歩いていると、一体どこを歩いているのか、入ったお店が何のお店なのかもわかりません。ここはまさに迷路。看板が少ない上に、記載があってもそれはアラブ文字。日本人にしてみれば迷宮といえる路地裏の町です。
それにしてもモロッコはスーク(職人街)があるように、ほとんどのものが手作りであることが魅力です。職人たちが、彫ったり、縫ったり、染めたり、皮をなめしたり、そんな姿を見ながら品物を選べる路地裏のお買い物。歩くだけでも楽しいけれど、色々見ながら彷徨うのもモロッコのメディナならではの楽しみ方。皆さんやっぱり、最後は大袋を抱えてのホテル帰着となりました。


フェズの町並み

路地裏を彷徨う


8日目 10/1(日) え?!もう最終日・・・?

気付けばモロッコを発つ日になってしまいました。フェズからカサブランカまで高速道路を使って空港に向かいます。出発から5時間ほどで空港に到着。車窓からは白い建物が続いていました。最初は赤い建物の街で・・・などと回想しながら、本当にあっという間だった時間を思い返し、モロッコを後にしました。