添乗報告記

砂漠で2連泊 サハラ満喫体験記(2012年4月)

 
メルズーガの朝日
メルズーガの朝日

コース名:中世の面影漂う旧市街とサハラ満喫春のモロッコ9日間
2012年04月28日〜2012年05月06日
文●前田優希(大阪支店)

世界最大でアフリカ大陸の3分の1近くを占めるサハラ砂漠。果てしなく続く砂漠で、ラクダに乗ったり、満点の星空を眺めることに憧れを持つ方も多いのではないでしょうか。GWに砂漠でゆっくり2泊し、サハラを満喫するというツアーに参加してきましたので、その時の様子をご紹介したいと思います。

1泊目はロッジで泊まる

可愛らしい雰囲気のロッジ
可愛らしい雰囲気のロッジ

砂漠の入り口メルズーガに到着した頃にはもう日が沈みかかっていて、車で夕日が見えるスポットに連れて行ってもらいました。砂漠の地平線を沈んでいく夕日から私たちの砂漠体験がスタート。1泊目は風のモロッコではお馴染みのロッジで泊まりました。ここのスタッフたちは底抜けに明るく、とてもフレンドリー。お部屋の中は可愛らしい雰囲気でトイレもシャワーもついており安心です。このロッジが砂漠ステイの拠点となります。

翌日、車で周辺の街へ観光に出かけました。まず訪れたのが、グナワ音楽のショーを見ることができるDAR GNAOUR。「グナワ」とは、西アフリカからモロッコを経てヨーロッパに運ばれた黒人奴隷たちによって生み出されたといわれている音楽です。カルカベという鉄製のカスタネットでカチャカチャとリズムを刻み、手拍子や太鼓に合せて歌い、踊ります。

カスバ風の建物
カスバ風の建物
カルカベでリズムを刻みます
カルカベでリズムを刻みます


黒人奴隷がルーツのグナワ音楽
黒人奴隷がルーツのグナワ音楽
最後はみんなで輪になって踊りました
最後はみんなで輪になって踊りました


モロッコは実は世界有数の化石の産地でもあります。特にアトラス山脈のまわりは化石の聖地で、三葉虫やアンモナイトなどたくさんの化石が発掘されています。メルズーガから車で約1時間のエルフードという街にある化石工房に訪れました。工房では化石を使った机などを販売しており、中には100万円以上するものも売っていました。

化石工房の職人さん
化石工房の職人さん
アンモナイトや直角石を使って
アンモナイトや直角石を使って


ラクダキャラバンへいざ出発!

ロッジに戻り身支度を済ませて、いよいよラクダに乗って砂漠の奥へ向かいます。砂漠の必需品といえば、やはりターバン! 砂漠へ行くコースでは現地でターバンをプレゼントしています。出発前にそれぞれ好きなターバンを選んで頂き、スタッフに巻いてもらいます。服装は、日よけにもなる通気性が良い長袖に、足を広げやすいゆったりした長ズボンがおすすめ。持ち物は、お水・懐中電灯・トイレットペーパー、重ね着できるものなど必要なものだけナップザックなどに入れ替えます。

ターバンを巻いてもらいます
ターバンを巻いてもらいます
いざ出発!
いざ出発!


暑さが和らぐ午後5時ころロッジを出発。途中欧米からのお客さんと出くわし、ラクダの大行列となりました。30分もすれば人工物が一切なくなり、360℃どこを見ても果てしなく砂丘が続きます。聞こえるのはラクダの足跡と風の音だけ・・・。ついつい鼻歌を歌ってしまいます。お日様の位置が低くなり、西日がかなり強くなってきますが、そんな時にターバンが大活躍! 頭だけでなく顔全体を覆うことができるので、砂よけ&日焼け防止にもなります。

砂漠最高!!
砂漠最高!!
大行列のラクダキャラバン
大行列のラクダキャラバン


夕日目指して砂丘を登る
夕日目指して砂丘を登る

ラクダに体を委ねること約2時間。やっとゴールのベルベル(モロッコの先住民)式テントが見えました。ラクダから降りると、足がパンパンに。足を思いっきり広げ、日頃あまり使わない筋肉を使うので、運動不足のせいかかなりの筋肉痛になりました・・・。時間は夜7時前。日が沈みかけている中、夕日を見に急いでテントの前の大きな砂丘を登ることに。これがかなりハード! 砂丘なので、さらさらの砂に足が埋もれてなかなか前へ進まず、どんどん体力を奪っていきます。息を荒立てながら、なんとか頂上付近まで辿り着き、沈み行く素晴らしい夕日を見ることができました。

砂丘の中テントで一夜を過ごす

2日目の夜は砂漠の奥のテントで1泊します。テントといっても、ベルベル式の長屋テントで、中にはマットの上に布団が敷いており、かなり快適です。砂漠の中ですが、太陽光で自家発電しているので、電気もついています。ただしトイレは砂漠の中の青空トイレになりますので、懐中電灯は必須です。

ベルベル式テント
ベルベル式テント
テントの中はマットと布団で快適
テントの中はマットと布団で快適


テントでの食事
テントでの食事

食事はレストランテントでお手製の料理をいただきます。スープから始まり、サラダ、チキンのタジンに最後はフルーツまででました。これがとても美味!! ツアー中NO.1の食事でした。お酒は置いていないので、もし砂漠で飲まれたいようでしたら、持参するのをお忘れなく。砂漠での一杯は格別なものとなることでしょう。

夕食後は外で焚き火を囲み、テントスタッフの太鼓演奏によるベルベル音楽ライブを楽しみました。ライブは盛り上がり、いつのまにかみんなで輪になって踊っていました。その後、みんなで星を見に砂丘の方へ。お月様が明るかったので、まだ満点の星空は見えませんでしたが、月明かりの下、お客様とガイドのトゥフィクとの語らいで盛り上がりました。話題はモロッコの結婚事情・・・。気になる方は是非直接本人に聞いてみてください。


夜は外で焚き火を囲んで
夜は外で焚き火を囲んで
スタッフによる太鼓ライブ
スタッフによる太鼓ライブ


翌朝、まだ暗い内に、テントを出発し、ラクダでロッジへ戻ります。途中絶好のポイントで日の出を拝みました。今回のツアーでは2回の夕日と朝日すべてパーフェクトに見ることができ、とても幸運でした。ロッジ到着後、シャワーを浴びると髪の中や体中から砂がたくさんでてきました。そんな体験も砂漠ならです。

砂漠を代表する青いジュラバ
砂漠を代表する青いジュラバ
朝日を望む
朝日を望む


ゴールのロッジが見えてきました
ゴールのロッジが見えてきました
ゴール直後のラクダくん
ゴール直後のラクダくん


サハラ砂漠を満喫されたい方には絶対に2連泊するのがお勧めです。同じ砂漠でも朝・昼・夜と、様々な表情を見せてくれます。360度見渡す限り広がる砂の海。砂丘に囲まれて過ごす一夜はきっと格別の体験になることでしょう。