グアテマラの歴史を語る美しき古都・アンティグア

アンティグアは首都グアテマラシティから約45kmにある古い街です。この街はスペイン統治時代の名残りであるコロニアル風の街並みで知られ、その美しさはユネスコの世界文化遺産にも指定されています。街のあちこちで目を引くのは18世紀の地震で半ば崩れ落ちた廃墟のような教会。その前の石畳をインディヘナ(原住民)の人々が行きかう姿はまるで御伽ばなしの一幕を見ているようです。また、石畳の道を歩いていると野外博物館にいるようでワクワクしてきます。植民地代の教会や建物のバルコニー、その建物の中にある民芸品屋、洒落たお店などが並び、ゆっくりと楽しい散歩が出来る街です。気候も温暖で、街も歩きやすく、いつまでも滞在したくなる街アンティグア。風のグアテマラではこの街を基点に旅を作っています。

アンティグアはぶらっと歩けるスペイン統治時代の古都

アンティグアはぶらっと歩けるスペイン統治時代の古都

アンティグアのフリータイムでは単に観光や街歩きを楽しむだけではありません。こんなプログラムもツアーや手配旅行に組み入れることが出来ます。

●サルサレッスン

サルサはラテン音楽を代表するジャンルのひとつ。明るく熱いリズムが特徴です。サルサのリズムが聞こえると手足が勝手に動いてしまうというくらいサルサダンスが盛んなのが本場であるここ中南米。アンティグアにもサルサ教室がいくつかあり、短期滞在者でもその楽しさを体験することができます。サルサではもちろんステップやリズムについて学ぶことも重要ですが、最も大切なのは理屈ぬきにそのリズムに体を任せることです。本場の空気の中だからこそ感じられるその熱気に身を任せ、中南米の文化の真髄に触れてみませんか。

●スペイン語レッスン

言葉が分かったらもっと面白いのに・・・。旅行中そんなことを感じたことはありませんか?旅の基点となるアンティグアには外国人向けのスペイン語学校がいくつかあり、レベルや滞在日数に合わせてプログラムを組んでもらうことができます。本格的な文法解説まではできませんが、挨拶や買い物、ホテルでの会話など、旅に必要なフレーズを短期間で学ぶことで、旅行中もスペイン語を使いグアテマラについてより深く知ることができるはずです。スペイン語初心者の方も大歓迎です。

●織物体験

グアテマラは伝統的な織物でもたいへん有名な国です。今でも農村部では織物が女性の大切な仕事のひとつ。アンティグア郊外の村ではそんな織物を体験してもらおうというプログラムをご用意しました。女性達とともに中庭に腰をおろし、農家のゆっくりした生活リズムと陽光や風など自然の空気、そして女性たちの笑顔に囲まれて織物に集中すれば、通常の観光ではのぞめない豊かな時間が過ごせます。織物は家事の合間を縫って進められるため、織物以外にもトルティーヤ作りなど様々な農家の暮らしを体験することができます。