風の高山病対策 〜ペルー旅行をお楽しみいただくために〜

 

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アンデス山脈を抱く国ペルー。そのイメージからペルー全体の標高が高いと思われがちですが、実際には海抜0mから6,768mまでの幅広い標高差を持っており、3,000mに満たない町も多く点在しています。例えば、首都リマやナスカ、トルヒーヨは海岸沿いにある街。プエルト・マルドナード等のジャングル地帯では1,000mに満たないところもあります。有名なマチュピチュ遺跡の標高も実は2,400mと意外に低いのです。
しかし、クスコ、チチカカ湖、ブランカ山群麓の町ワラスは3,000mを越える高所となりますので、快適にご旅行をいただく為にも、高山病対策は欠かせません。とはいえ、必要以上に心配しなくて大丈夫。高山病対策には、高所をよく知り、より良い順応を行うことがとても大事です。
風の旅行社では、数々の高所へのツアーを企画・手配してきた経験から、 順応しやすいツアー日程の作成、ご出発前の取り組みから、現地での体調管理万が一の場合のケアまで万全の体制で臨みます。
私たちは正しい知識と積極的な高所順応行動により、高所においても「快適で楽しい旅行」 を目指しています。


ご出発前の取り組み

急激に高度を上げる無理な日程を避け、順応日をしっかり設けるなど高山病に配慮したコースを設定。また、事前の健康アンケートで健康状態のチェック。さらに弊社特製『高山病の傾向と対策』の冊子を配布し、経験豊かなスタッフが高山病対策を直接レクチャーします。

低酸素室の利用について
日本では富士山以外では高所体験ができません。しかし最近は低酸素室が各地に設置され、事前に疑似高所体験が可能です。高所順応はできなくても、低酸素状態とその対処法を体験することで、現地での精神的余裕が生まれ、高所順応しやすくなります。詳細はお問合せ下さい。
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現地での体調管理

高山病に特効薬はありません。地道な順応行動のみが順応を促します。現地ではガイド、添乗員が血中酸素濃度測定器(パルスオキシメーター)*1、体調管理表などを利用して常に体調の変化に気を配り、意識していないと忘れがちな深呼吸、水分補給といった順応行動を促します。

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*1 パルスオキシメーター(血中酸素濃度測定器)
高山病を治療するものではありませんが、高所への順応の目安となる血中酸素濃度を定期的に記録することでご自身の体調を客観的に把握することができ、高山病予防に絶大な効果を発揮します。クスコに常備し、ガイド、添乗員が携行します。

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万が一に備えて

クスコに緊急加圧装置(商品名:セルティック)*2と酸素ボンベを常備し、宿泊が伴うトレッキングにはセルティックを携行しています。
また、現地で入院加療、搬送する際に発生する高額な費用を軽減するため、海外旅行保険への加入をお願いしています。

高山病にならないために 高所での順応行動
  1. 足りない酸素を補うために常時深呼吸する
  2. 十分な水分の摂取(食事を含めて1日3〜4リットル)代謝の促進
  3. 適度な運動(散歩程度)と保温。昼寝、暴飲暴食、飲酒喫煙、激しい運動の厳禁
  4. 呼吸を促す薬(ダイアモックス)、器具(ブリーズライト)の適切な使用

何よりも大切なのは「高所にいるのだ」という意識と、過信や過度の緊張に陥らない安定した精神状態です。詳細は、是非一度弊社スタッフまでお問い合わせ下さい。

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*2 緊急加圧装置(セルティック)
加圧することにより高度を1,500m〜2,000mまで下げたのと同じ気圧状態を作り出す装置です。
ブランカ山群縦走トレッキングや宿泊が伴うトレッキング等の直ぐに医療機関に搬送出来ないコースに携行します。



健康アンケート&誓約書の提出

体力だけでなく気力も消耗し、判断力が鈍る高所では、スタッフの指示に従っていただくことが非常に大切です。スタッフは少しでもお客様の健康状態を把握しておく必要があります。そのため風の旅行社では通常のツアー申込書と別に「健康アンケート」の提出をお願いしています。また、高所へ行くことを認識していただくために「誓約書」のご提出を義務付けています。ご理解とご協力をお願いします。
※個人情報は本来の目的以外には利用せず、弊社個人情報保護方針に準じて適正に管理し、漏洩防止に努めます。

海外旅行傷害保険ご加入のお願い

当パンフレットで扱っている地域はほとんどが、高山病の恐れがあります。お客様の安全、健康管理には万全を尽くしますが、当該地域は先進国並みの医療設備、対応は期待できません。万が一の場合、ヘリコプターのチャーターや、第三国への搬送、高度治療に対して莫大な費用が掛かる可能性があります。そのような場合に備え、海外旅行傷害保険へのご加入をお願いします。保険内容が不十分、または未加入の場合、お申し込みをお断りする場合がありますので、予めご了承下さい。

お客様の健康管理に関して

標高3,000mを超える高所では、空気も薄く、その環境は身体に大きな負担がかかり、健康な方でも体調に何らかの影響を受けるものです。特に心臓、呼吸器系などに持病、既往症のある方、糖尿病、高血圧などで定期的に投薬を受けている方は事前に必ず主治医とご相談の上、ご参加下さい。また現地で体調が悪くなった場合は速やかにスタッフに申し出て、必ず指示に従って下さい。