エヴェレスト? エベレスト? チョモランマ?

小さいころ、世界最高峰は「エベレスト」と「チョモランマ」の2つあると信じていた私。もちろん今では同じ山だという事を知っていますが、『神々の山嶺』(夢枕獏著)の映画版に加えられたタイトル「エヴェレスト」が気になって仕方ありません。

カラパタールからエベレストとヌプツェの展望

カラパタールからエベレストとヌプツェの展望

実はエベレストにはいろいろな呼び名があるのです。



    1. 英語でエベレスト(イギリスのインド測量局長官ジョージ・エベレスト卿に由来。)
    2. チベット語でチョモランマ(意味は「大地の女神」が有力。中国語では珠穆朗瑪。)
    3. ネパール語でサガルマータ(英名、中国名に対抗して1960年代にネパール政府が命名。)
    4. ちょっとオシャレにエヴェレスト(フランス語ではないと思う。)

数多の情報が溢れるこの時代、一体どの表記が最も使用頻度が高いのでしょうか? この機会にGoogle先生に聞いてみる事にしました。



世界最高峰・Google検索ランキング(2016/2/10調べ)




第4位 サガルマータ:約 218,000 件

Wikipediaの国立公園ページがトップヒット! ただしページ内の写真が「チベット側から見た“チョモランマ”」だったのが残念。また、インド料理屋さんの名前も多数ヒットしました。きっとネパールの方が働いているのでしょうね。


第3位 チョモランマ:約 395,000 件

サガルマータがインド料理屋さんだった一方、なんとチョモランマは餃子屋さんの名前なんだそうです。チベット人がモモ(チベット風の蒸し餃子)を作っていたら面白いな…。意外な所で同名の高機能下着も高順位でした! ヒー◯テックより暖かそう?


第2位 エベレスト:約 1,510,000 件

惜しくも2位! しかしWikipediaもエベレストですし、風の旅行社もエベレストです。たまにエレベストと間違う人がいますよね。このワードで検索すると、トップページに遺体という文字が飛び込んでくるのが痛いです。


第1位 エヴェレスト:約 5,700,000 件

栄えある1位はエヴェレスト! 検索ページは、ほぼ“あの映画”関連で占められています。きっと何かの策略が働いているのでしょう。弊社ページの表記が突然、「エヴェレスト」に変わったら、その時は、察してください。


ちなみに「カトマンズ」は約 588,000 件、「カトマンドゥ」は約 165,000 件でした。
名称はともかく、映画のおかげでネパールブームが来ることを期待しております! もちろん、「エヴェレスト」はスタッフ総出で見に行きますよ~。