添乗報告記

添乗報告記●知られざる裏ゴレパニ・トレッキング7日間(2018年12月)

 

添乗ツアー名 ●アンナプルナ山群の好展望地モハレにも訪れる 
知られざる裏ゴレパニ・トレッキング7日間

2018年12月28日(金)~2019年1月3日(木) 
文・写真 ● 嶋田京一(東京本社)

昔から人気ルートとして賑わうゴレパニへの定番トレッキングルートとは別に、新たに自然豊かで、静かなトレッキングを楽しめる穴場ルートを開拓。春にはシャクナゲが咲き乱れるであろう森を歩ける新企画ツアーに、じつに18年ぶりのゴレパニ訪問となる添乗となりました。

18年ぶりにゴレパニに行くことをある人に話したところ、なんとその人がゴレパニに行ったのは45年前。その頃は、ポカラから歩き出して3日かけてゴレパニに行ったとのこと。私の18年前は、ポカラから車で途中まで移動し、2日目にゴレパニへ到着でしたが、今やポカラからジョムソンまでジープが通れる道が通じ、ヘタをするとその日のうちにゴレパニに着いてしまうではないかという時代です。しかし、そうは問屋が卸さないのがネパールだといわんばかりに、まだまだ2日かけて行かねばゴレパニには着かないのでした。

さて、ゴレパニの景色は45年前と違っているのでしょうか。
以下、どうぞご覧ください。
※今回のコースは年末年始特別コースのため、オリジナルコースと異なる部分があります。お申込みされる際は、予めご了承ください。


ジープでロッジへ:ポカラ〜チトレ

ロッジ付近のジープ道ロッジ付近のジープ道

ポカラ空港から昼食休憩を挟みながらジープで走ること約5時間、幹線道路を離れ、いよいよジープは山道に入ります。その先はジープとして作られたからにはこの道を走るのは本望であろうというオフロードが待ちうけています。乗っている我々にとってはちっとも本望ではありませんが、歩いて登ることを考えれば…、という皆さんの心の天秤を大きく揺れ動かしながらジープは進み、とっぷりと日が暮れてあたりが真っ暗になった頃、ロッジに到着したのでした。


トレッキング1日目:チトレ~ゴレパニ〜プーンヒル〜プルバリ

前日のガタガタ道の疲れを癒してくれる朝焼けのダウラギリ(8,167m)前日のガタガタ道の疲れを癒してくれる朝焼けのダウラギリ(8,167m)

暗闇の中で到着したため、朝目覚めて初めてこの絶景とご対面です。前日の疲れを癒してくれる神々しい朝焼けのダウラギリ(8,167m)は、世界第7位の標高です。寒さも忘れて、しばし見とれる皆さん。


ヒマラヤの巨人が山向こうからこちらを覗いているかのようヒマラヤの巨人が山向こうからこちらを覗いているかのよう

ゴレパニ目指して登る道で振り返ると、アンナプルナ・サウス峰(7,219m)がちらりと姿を見せていました。まるでヒマラヤの巨人がアタマをのぞかせてこちらを見ているかのようです。ついつい必死で前を歩く人の足元ばかり見て登ってしまいがちですが、たまにこうして振り返るとご褒美みたいな景色があったりするので、一息つくときはぜひ振り返ってみましょう。


定番コースでは、暗い夜明けに登るプーンヒルへの道定番コースでは、暗い夜明けに登るプーンヒルへの道

いままでの定番ゴレパニコースでは、ゴレパニに泊まって早朝4時にロッジを出発して暗い山道をヘッドランプを灯しながら歩くのですが、このコースでは昼前にゴレパニに到着し昼食を食べてからゆっくりとプーンヒルへ登ります。眠くない、寒くない、人がいない、ないないづくしで楽しめる新コースなのでした。


午後ならプーンヒルは貸切り状態午後ならプーンヒルは貸切り状態

日の出にあわせて登ると、ご来光待ちで混雑するプーンヒルですが、この時間なら貸切り状態で絶景を楽しめます。でも、ご来光じゃないよね? という声が聞えてきそうですが、そこはちゃんとこの後に用意しておりますから、ご安心ください。
そして、プーンヒルから宿までは、約1時間ほどで着くのでこの日は宿でゆっくり過ごすことができます。


トレッキング2日目:プルバリ〜モハレ

家畜除けの柵を越えてトレッキングスタート家畜除けの柵を越えてトレッキングスタート

前日ゆっくり過ごせたこともあり、この日は皆さん元気いっぱいで出発です。勢いがありすぎて柵を乗り越えているわけではありません。念のため。


ダウラギリの絶景とはここでお別れダウラギリの絶景とはここでお別れ

この先の道が尾根の東側になるため、西側に見えるダウラギリとはお別れです。


こんどは東側に連なるアンナプルナ山群に見守られながら歩きますこんどは東側に連なるアンナプルナ山群に見守られながら歩きます

こんどは、東側に連なるアンプルナ・サウス峰(7,219m)が姿を現します。そして連なる山々のその奥にアンプルナⅠ峰(8,091m)のピークがほんのちょっとだけ見えたことにも感動しながら、スタートして2時間ほどで本日のロッジ(標高約3,310m)に到着。昼食を食べた後、各自思い思いにゆっくりと過ごしました。標高が上がるほどに、逆に日に日に行程が楽になるのがこのコースの良いところなのです。


標高約3,310mのロッジでこの盛り上がり標高約3,310mのロッジでこの盛り上がり

この日は大晦日ということで、ロッジの食堂ではネパールスタッフたち共に、飲め(お茶のはず!)や踊れやの大盛り上がりとなりました。とはいえ、年越しのカウントダウン(零時)まで起きているのはきついということで、日本時間の零時に合わせて20:45にカウントダウンしたのでした。


トレッキング3日目:モハレ〜ウレリ

初日の出のご来光がこの絶景初日の出のご来光がこの絶景

プーンヒルでご来光を見るためには、早朝4時出発で暗い道を1時間強登る必要がありますが、このロッジなら起きてすぐご来光が望めます。寒ければ食堂の中からストーブにあたりながら、ということも可能なのです。皆さん、いいね! を連発です。
左側に見えるヒマラヤ山脈のシルエットが東のほうにずーっと続いて見えます。この先にエベレスト(サガルマータ)もつながっているかと思うと、感動もまたひとしおです。


今日も絶景が続きます今日も絶景が続きます

さて、今日も絶景は続くのですが、いよいよ下り行程のため、ヒマラヤの白い峰々はやがて周囲の山々に隠れて見えなくなっていきます。この光景を目に焼き付けておきましょう!


春はシャクナゲごしに見えるという姿を想像する一同春はシャクナゲごしに見えるという姿を想像する一同

花のない時期は、ガイドに言われないとなかなか気づかないのですが、周囲がシャクナゲだらけの場所がいくつもありました。3月を過ぎたあたりは、このあたりは赤いシャクナゲが咲き乱れ、その向こうには白いヒマラヤの峰々がそびえる光景というではありませんか。時折、足を止めては、心の眼でそうした光景を見つつ(想像しつつ)、じっくりと味わい深く歩きました。


時折あらわれる樹林帯時折あらわれる樹林帯

時折こうした森の中の道も歩きます。変化に富んだ道もこのコースの魅力です。


ウレリ目指して最後の下りウレリ目指して最後の下り

この日は、スタートしたロッジから標高差約1,300mをいっきに下りました。後半、膝が笑ってきたというメンバーも少なくない様子です。さぁ、もうひと踏ん張りです。


標高差約1,300mを無事に下りきりました標高差約1,300mを無事に下りきりました

ケガもなく無事に辿りつきました。そして全員が、膝ではなく顔が笑っていたのでした。楽しかったトレッキングはここで終了です。
皆さん、お疲れさまでした。


“裏”ゴレパニ・コースと、従来の「ゴレパニ・コース」との違い

定番王道ゴレパニコースの場合、ご来光を見るために早朝4時出発で暗くて寒い中をプーンヒルに向けて1時間程登る必要がありますが、この新コースでは宿泊ロッジからご来光が楽しめるという進化を遂げたため、朝起きてダウンジャケットを羽織って部屋を出れば絶景に立てます。また、ダイニング棟の食卓スペースも東側に窓が大きく開かれており、寒ければストーブを焚いた室内からご来光を見ることもできるので、プーンヒルより断然こちらがおススメです。ちなみに、このロッジは半島のように突き出た尾根のトップに立っており、そこからの日没(夕景)もまた素晴らしいのでした。

また、ジープで途中までの標高を稼げるため、王道ルートでおなじみだったゴレパニまでの登りが連続するしんどさもこの新コースにはないため、絶景までの疲労度が違います。
いずれこちらが表になる可能性を秘めた裏ゴレパニツアー、ぜひご参加ください。


裏ゴレパニ・トレッキング ルート図(広域図
裏ゴレパニ トレッキング・ルート図


最後に

今回のツアーは、毎日が晴天に恵まれたため、素晴らしい青空の写真を紹介することができました。じつは、最終日にポカラを去る日から山には雲がかかり、参加者一同、あれが当たり前の景色でなく、天候運がとてもよかったことに思い至ったのでした。

この報告記を見て、このツアーに参加されることを決めた皆様も同様な晴天に恵まれることを願っております。

しまだ

モハレから拝むヒマラヤ越しの日の出アンナプルナ山群の好展望地モハレにも訪れる
知られざる裏ゴレパニ・トレッキング7日間

最少催行人員●3名(定員9名) 添乗員●同行なし。現地係員がご案内。(但し8名以上の場合は同行)

4/28(日)発|東京・大阪・名古屋発 359,000円 満席・キャンセル待ち

ツアー概要【新企画】自然豊かで、静かなトレッキングを楽しめる穴場ルートです。春はシャクナゲの森を歩けます。