景山えりかさんと世界の月待巡礼シリーズ第1弾

8/24(土)発 モンゴルの草原で二十六夜の月待

10名催行日本語ガイド添乗員同行

草原に昇る月(イメージ) ※実際の二十六夜の月は弓形です

雄大な草原の青空は夜の月への期待を高めてくれる

夜の訪れに期待膨らむ夕景

出発日設定2019/8/24(土)
旅行代金256,000円
出発地東京
詳細

突然ですが、月の出を見たことはありますか? 日の出は見たことがあっても、月の出を見たことのある人は少ないかもしれません。しかし、昔は違いました。多くの人が、日常的に月の出を見ていたのです。

かつて日本には、特定の形をした月が出てくるのを待って拝む「月待(つきまち)」という風習がありました。好まれたのは、十三夜、十九夜(寝待月)、二十夜(更待月)、二十一夜、二十二夜、二十三夜、二十六夜の月です。

古くは民間信仰だった月待ですが、江戸時代に入って社会が安定すると、行事(文化)として大衆化しました。とりわけ江戸の町では、月の出がよく見える高台や海岸が月待スポットとなり、老若男女を問わずたくさんの人が集まって大賑わい。当時の様子は浮世絵にも描かれたほどです。とくに、旧暦7月26日(二十六夜)の月待は大人気でした。というのも、この日の月は、阿弥陀如来が勢至菩薩と観世音菩薩を両脇に従えている姿とされ、月の出を拝めたら大きな御利益にあずかれると信じられていたからです。

ちょっと想像してみてください。今か今かと月が出てくるのを待っている間の胸の高鳴り、月が出た瞬間の喜び、美しい月の姿を見たときの感激――「月のご来光」を見る行為は、感動にあふれています。

しかし、時代の流れとともに、この行事が廃れてしまったことが残念でなりません。そこで、風カルチャークラブと協力して「世界の月待巡礼」を企画しました。昔も今も、私たちにとって、地球にとって、唯一の存在である月が、世界のあちこちから昇ってくる様子を見て心を動かし、体験を仲間と共有する。その行為を、月を楽しむ古くて新しい文化として、「現代の月待」として、広めていきたい。そう願っています。

今回のツアー日程は旧暦7月26日と重なり、江戸の町で大人気だった二十六夜の月待をモンゴルの大草原で行います。きっと貴重な自然体験になることでしょう。(星の文筆家、月文化研究家 景山えりか)

講師

景山 えりか (かげやま えりか)

星の文筆家

星の文筆家。月文化研究家。星空ガイドや科学ボランティアを経て、2008年より文筆家として活動。「星空を人生の一部に」をモットーに、星空や宇宙の魅力を伝える記事をメディアに多数執筆。また、旧暦や月の文化に造詣が深く、星の世界を楽しむ方法を幅広く提案している。一方、伊豆諸島・神津島で星空ガイド養成講座の顧問及び主任講師を務め、島民のガイド育成に尽力。これまでの実績が評価され、都庁からの依頼を受けて「平成29年度 東京都観光まちづくりアドバイザー」に就任。神津島に派遣され、星空を観光資源とした地域活性と、星空ガイドのレベルアップに協力している。著書に『月整活 月のリズムで暮らしと心を整える30の新習慣』(主婦の友社)など。
景山えりかオフィシャルHP https://www.kageyamaerika.com

担当講座一覧

日付 スケジュール 食事 宿泊
1日目

東京ウランバートル アルタンボラグ

午後:東京(成田)からMIATモンゴル航空にて空路、首都ウランバートルへ。

夜:到着後、日本語ガイドとともに車で草原へ。宿泊は直営キャンプ「ほしのいえ」です。(走行=約70km、約2時間)

ゲル
2日目

アルタンボラグ

午前:目が覚めれば草原の中。ゲルの外にはモンゴルの家畜たちが草を食んでいる様子が見られることでしょう。朝食後はのんびり周りの景色をお楽しみ下さい。

午後:軽く体験乗馬をしてみましょう。初心者でも大丈夫、ほしのいえ周辺で少しだけの乗馬体験です。

夜:モンゴルの満天の星の下、景山さんによる星座解説や宇宙の話をききます。

※天候により、室内(ゲル)になる場合があります。

ゲル
3日目

アルタンボラグ

午前:車で近所の遊牧民のゲルを訪問。草原の家族の暮らしはどんな様子なのでしょう。

午後:少し休憩した後、景山さんから月と人の生活史や風習、歴史など月にまつわる講座を草原で開催。

夜:草原に上る月を待ちます。この日の月の出は、01:23頃の予定です。それまでの時間、草原で静かに過ごすもよし、皆で飲めや歌えやにぎやかに待つもよし。ありがたい二十六夜の月を待ちましょう。

ゲル
4日目

アルタンボラグウランバートル

午前:前夜、遅くまで月待をしたので、この日はゆつくりと起きて、最後のほしのいえ滞在をお楽しみ下さい。

午後:昼食後、車でウランバートルへ戻ります。(走行=約70km、約2時間)ウランバートル到着後、おみやげなどの買い物とレストランで夕食の後、ホテルへ

ホテル
5日目

ウランバートル 東京

早朝:日本語ガイドとともに車で空港へ。

午前:MIATモンゴル航空にて帰国の途へ。

午後:東京(成田)空港到着。

出発日 旅行代金 出発地 催行状況 他
2019/8/24(土) ¥256,000 東京 終了 詳しくはお問い合わせください
最少催行人員 10名 (定員16名) 添乗員 添乗員が同行します。 同行(出発地によっては乗継地または現地より同行)
利用予定航空会社 MIATモンゴル航空
利用予定ホテル

<ウランバートル>
フラワー、バヤンゴル、アルファ、ロイヤルマウンテン、フブスグルレイクホテル、モンゴリカ

<アルタンボラグ>
ほしのいえ〈ゲル泊〉
※ほしのいえは原則として男女別3~4人1室の相部屋になります。そのため、1人部屋利用は出来ません。

一人部屋追加代金 8,000円
燃油特別付加運賃
(旅行代金に含まれません)
2,000円 (2019年6月1日)

【ご注意】燃油特別付加運賃及び空港諸税についてをご覧ください。

旅券(パスポート)の残存期間 ●旅券(パスポート)の残存期間 モンゴル入国時に6ヶ月以上の旅券(パスポート)が必要です。
各国空港税/査証

【事前徴収】
<共通>
・成田空港諸税2,610円
・国際観光旅客税:1,000円
・モンゴル出国税22,000トゥグリグ(2018年11月現在、970円)

ビジネスクラス追加代金 110,000円~130,000円 (日本~ウランバートル往復/出発日・予約クラスにより異なります)
その他

・査証(ビザ)
不要
※外国籍の方は、査証(ビザ)が必要な国が異なりますのでご確認ください。

【注意事項】
ほしのいえは原則として男女別3~4人1室の相部屋になります。そのため、1人部屋利用は出来ません。●より詳細な条件はご旅行条件書(募集型企画旅行)をご確認ください。

・このご旅行は、日本語ガイドがご案内します。

お申し込みの流れはこちら

ツアー仮予約

出発日 旅行代金 出発場所 催行状況 他  
2019/8/24(土) ¥256,000 東京 終了 詳しくはお問い合わせください

いってきました!

出発日:2019.08.24

評価:

安心して旅行できます。不慣れな初めてのところは、安心して旅行できるのが一番です。

★講師およびこの講座に求めておられたものはございますか? また、解説、体験はその理解の助けになりましたか?
昔、内蒙古で見た夜空を娘に見せたかったので、娘が今回の旅がとても良かったとのことだったので、私の目的は果たせました。二十六夜の月は思った以上に良くて、よかったです。

★講座全体を通してのご意見、印象に残ったことなどをお聞かせください。
前回のチベットの旅と比べてしまいますが、モンゴル国のことを現地の人の気持ちとか聞きたかったです。チベットの時もあえてあまり下調べしていかなかったのですが、モンゴルの人は今のモンゴル国を満足しているのか、不満はないのかとか。ガイドさんが若かったので、特にどう思われているのか、聞きたかったです。宗教なども、近くのゲルのご家族の訪問の時、神棚みたいに飾ってあったので、その場では聞きづらいので、事前か事後に説明があるとよかったです。 モンゴルのくるぶしの骨を使った遊びを(ガイドの)Aさんにしていただいたのですが、とても楽しかったです。

おかえりなさい!

モンゴルは、自由にものが言える国です。モンゴル人は日本人より、ストレートにものをいいます。婉曲などというもってまわった言い方や態度は彼らの習慣にはありません。ロシアの影響を長年受けてきましたし、騎馬民族ですから、自分が一番強いことを誇示する。それが大雑把に言えば彼らの文化です。自国への満足度は人それぞれでしょうが、競争は激しく貧富の差もどんどん開いています。まるで高度経済成長期の日本のようにモンゴルは、もの凄い勢いで変わっていることだけは確かです。 是非、再訪しモンゴル人とあれこれ話してみてください。

出発日:2019.08.24

評価:

★講師およびこの講座に求めておられたものはございますか? また、解説、体験はその理解の助けになりましたか?
元々天体観測は好きだったので、自分の知っている知識を更に補強してもらえる話も聞けて嬉しかった。天候にも恵まれて、毎晩綺麗な夜空、目的の月待ちが想像以上の感動…天体観測が大満足のレベルで体験できて非の打ち所がない。

★講座全体を通してのご意見、印象に残ったことなどをお聞かせください。
天候がよかった為、青空教室での講座は気持ちもよかった。また、事前に資料を用意してきてくれていた為、メモを記入出来たのは嬉しかった。

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