根本裕史さんのインド・チベット仏教思想講座

2018年3月17日(土) チベット僧院問答の世界

  • チベット僧院問答

【村上大輔さんより】
過去10年近くにわたって、"Daisuke Murakamiの「チベットの人類学」"という講座シリーズを開催してきました。この私自身の講座とは別に、今後「風カル」では、気鋭のチベット研究者を特別にお招きし、様々な方向からチベットの文化と宗教について、皆さんと一緒に学んでいこうと考えています。

今回お招きするのは、チベット仏教学者の根本さん。チベット文化の中心である仏教、そして、そのさらに中心である論理学 ―。チベット仏教(特にゲルグ派)の精神性の根っ子の部分を長年研究されてきた根本さんの放たれる言葉を、今から私はとっても楽しみにしています。
仏教学者の観ている「チベット問答・論駁」の世界ということで、チベットに関心のある皆さんにとってまたとない機会になることでしょう。

本講座では、チベット仏教僧院で行われる問答修行について学び、チベット人僧侶たちの頭の中をのぞいてみたいと思います。チベットのゲルク派僧院では、学生同士で問答を重ねながら、仏教に対する理解を深めていくという教育が実践されています。僧侶達が問答をしている様子を側で見ていると、虎と獅子が取っ組み合いの喧嘩をしているかのような迫力が伝わってきます。議論の内容はまるでパズルのようであり、相手を論理によって追い込める方法はソクラテスのエレンコス(論駁)のそれに似ています。実際に行われる問答の様子をスライドを使って紹介し、論理によって論理を越えるチベット人の知的ゲームの世界に触れてみたいと思います。

講師

根本 裕史(ねもと ひろし)

インド・チベット仏教思想、チベット古典文学の研究
広島大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。現在、広島大学大学院文学研究科教授。2004年から2006年まで、インド・ムンドゴッドに亡命チベット僧侶によって再建されたデプン僧院ゴマン学堂にてチベット語・仏教思想を学ぶ。2013年から2014年まで中国・西寧の青海師範大学にてチベット古典文学の研究に従事。著書:『ゲルク派における時間論の研究』(平楽寺書店、2011年)『ツォンカパの思想と文学—縁起讃を読む—』(平楽寺書店、2016年)



スケジュール
内容
室内の講義です。
ご旅行条件・講座要項ほか

会場● 風の旅行社 7Fセミナールーム(東京・中野)

定員● 24名
参加費に含むもの●
講義代、テキスト、


ご出発日と料金
2018年
3月17日(土)14:00〜16:30
3,240円
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