-ファンタジー作家・芝田勝茂と読む「古事記」その3-

旅の原点を求めて 古墳時代の倭の五王……大王の世紀を読み解く


2017年秋からは、中国の歴史書に「倭の五王」として登場する大王たちの時代(4、5世紀)を『古事記』を通して感じてみましょう。
ヤマト王権の統一戦争は、日本列島のすべての民を、出雲の神々から切り離し、大王の傘下としてあらためて位置づけるためのものでした。
しかし、その歴史は、必ずしも天武の時代に編纂されたように、「皇化」の理想のもとで一本の太い道筋があったわけではなく、ヤマトタケルの苦悩に象徴されるように、ヤマト政権だけでなく、列島内部のさまざまな豪族勢力の野合、競合、服従、反抗、内乱、内戦、そして外の世界との戦争の歴史でもあったのです。いわば東アジアの、荒々しい黎明の国家が、混沌から脱け出し、軍事力やカーストを伴った律令の国へと形を整える過程でもありました。
「古事記」は、そんな初期の混沌とした国家内の混乱を、大王と周辺のひとびとの現実の物語に寄り添いながら、克明に描いていきます。
やがて、辺境とはいえ、東アジアの確固とした新興国家において、大王は列島に君臨し、血統により継承されていきます。もはや外(大陸)の目を気にするのではなく、内(国家)の勢力を維持することこそが、権力者の最重要課題となっていくのです。
そんなふうに、大きな歴史の流れを、古事記から読み取ってみませんか。もしかしたら、今の時代に通じる、わたしたちのDNAを発見することができるかもしれません。

はじめての方、いっしょに古事記への扉をひらき、その不思議で独特な日本の神話世界をのぞいてみましょう。どの回からでも参加できます。
過去こそ旅のガイドブック!、です





講師

芝田 勝茂(しばた かつも)

ファンタジー作家

石川県羽咋市生まれ。作家。著書にファンタジー『ふるさとは、夏』(福音館文庫・産経児童出版文化賞)『ドーム郡シリーズ三部作』(『ドーム郡ものがたり』『虹への旅』『真実の種、うその種』日本児童文芸家協会賞他・小峰書店)古典に題材をとった『サラシナ』『虫めずる姫の冒険』(あかね書房)。また近未来を描く『進化論』『星の砦』(講談社)がある。編訳に『ガリバー旅行記』『西遊記』『ロビンソン・クルーソー』(学研)伝記『葛飾北斎』(あかね書房2016)ほか。
最新作『空母せたたま小学校』シリーズ(そうえん社2015-2016)や『同志カグヤ』(毎日新聞連載)では近未来と古典文学が融合する、ユニークなファンタジー世界を描く。日本ぺンクラブ会員。
毎年、個人主宰の『縄文サマーキャンプ』を山梨県で開催している。
HP『時間の木』http://home.u01.itscom.net/shibata/index.html



スケジュール
内容
11月25日(土)
12. 「雄略~継体へ」 統一国家の誕生と、王位の継承
※室内での講義です

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【終了しました】
9月23日(土祝)
10. 「成務・仲哀・神功皇后・応神」 オキナガタラシ姫の残したもの
※室内での講義です

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【終了しました】
10月7日(土)
11. 「仁徳・~允恭」 倭の五王の時代~武権と王権~
※室内での講義です

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ご旅行条件・講座要項ほか

会場● 風の旅行社 7Fセミナールーム(東京・中野)
定員● 16名
参加費に含むもの●
講義代

※参考図書『古事記』 倉野憲司校注(岩波文庫)

ご出発日と料金
2017年
9月23日(土)14:00〜16:30
3,240円受付終了
2017年
10月7日(土)14:00〜16:30
3,240円受付終了
2017年
11月25日(土)14:00〜16:30
3,240円
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