1月末、世界中に「世界遺産のマチュピチュに観光客足止め。集中豪雨で線路が断たれ、アグアスカリエンテスにいる観光客や村人らが戻れなくなっている!」TOPニュースでした。日本からも取材の電話がひっきりなしでした。
それからちょうど2週間ほどがたちますが、やはり観光に頼って暮らしている街クスコは、いっぺんに風景が変わりました。今朝は仕事で、電話局や銀行や本屋さんへ行かなくてはならなかったので、てくてく歩いて行きました。「太陽通り」に入ると、いつもより行きかう人がとても減っていました。そして、外国人の姿がまるでないのです。クスコの現地人の顔、顔、顔ばかりでした。
用を済ませたあとに、広場へ様子を見に行きましたが、ここでも歩いている人の数が少なく、いつもたくさんの外国人が座っているベンチも、ちらほらとクスコの人だけが座っていて、空いたベンチが目立ちました。どこのお店をのぞいても、店番をしている人だけで退屈そうにしています。
初めての光景ではないのです。何度かこういう風景がありました。お店がたくさん閉まった時代もありました。観光一辺倒のクスコの街ですから、こんなにもすぐに敏感に厳しい現実が押し寄せてくるのです。張り紙を出しているホテルもありました。「しばらく休業させていただきます」と書いてあるのです。たくさんの労働者への解雇もあるようです。
観光用レストラン「エル・ツルコ」今日、クスコで彫刻を勉強している友人が、レストランの写真を送ってきてくれました。毎晩にぎやかに「フォルクローレショー」を行っているレストランですが、昨夜は自分たち3人のほかにあと4人ばかりで、短い演奏で踊りも無しで、寂しいレストランだったと写真を送ってきてくれたのです。本当に誰もいません。
マチュピチュの列車が復旧するまでは、この状況が続くでしょう。今日の新聞ではクスコ県知事ゴンザレスが大幅な「値引き」を呼びかけたそうです。「クスコに観光客を戻すために、あらゆる料金の値引きをしようじゃないか?」と提案をしたようです。知事が提案したのはおよそ50%の値引きで、県内あらゆる地点の飲食店、ホテル、バスや航空などの料金を値引きするよう、民間企業らに求め、県としてこのキャンペーンを実施する方針だと言いました。
まさにこの2ヶ月ほどをどうやって暮らしていこうか?と苦戦している様子が良く分かりました。山あり、谷ありです。どちらにも対応できるように、日ごろから準備をしていられると良いのですが・・・。
![アンデスからの風[ペルー>支店便り]](/img/rensai_peru.png)
2010 年 2 月 9 日 火曜日




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