スザニの町”ウルグット”

サマルカンドから35km、車で約40分のところにウルグットバザールがあります。こちらのバザールはスザニが有名です。スザニとは、色鮮やかな刺繍布のことで、その語源はペルシャ語の「針」に由来します。

刺繍を意味するスザニ

スザニの歴史は比較的新しく、17~18世紀頃からウズベキスタンなど中央アジアの国々で、婚礼道具などの用途で盛んに作られるようになりました。ソ連統治時代は民族文化を表現することを理由にスザニ制作も禁止され、一時廃れました。1991年の独立後、まず欧米人の愛好家を中心にその価値が再認識され、今では伝統工芸として、また観光客へのお土産として制作・販売されています。
*アンティーク・スザニは国外持ち出し禁止の場合がございます。ご注意ください。

お店の前に飾られたスザニ

以前はテントの下で販売していたスザニも2020年に建物が建ち各お店で販売をしています。こちらでは、ウズベキスタン各地スザニのほか、トルクメニスタンやカザフスタンなどの他の国々のスザニや古いスザニも販売しており、スザニ好きな方や様々な地域のスザニを一度にご覧になりたい方におすすめです。

2020年に建物が建ち、各お店ごとにスザニを販売しています


小さいクッションカバーで大体15USドルほどですので、観光地で買うより安いのもウルグットバザールの魅力の1つです。ただ、1つのお店に入ると次々と他のお店のマダムがやってきては、次の店へと導かれますので、気に入ったものが見つかれば、まずは様子を見ながら値段交渉に入るといいでしょう。

気に入ったスザニが見つかれば値段交渉開始です。

タジキスタンとの国境の山が美しい

週4日の開催


サマルカンド郊外のウルグットバザールでウズベキスタンの伝統的な刺繍スザニの手しごとに触れてみてください。

※ウルグットバザールは週4日(火、水、土、日)の営業ですが、現地事情によりお休みになる場合もありますのでご注意ください。

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