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震災直後に訪れたペルーにて

 
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小学校の教室にて

東北地方太平洋沖地震の衝撃が収まらぬ3月中旬、当初の計画通り現地との打ち合わせのためペルーへ飛んだ。
クスコ到着後、その足で訪れたのは、クスコ郊外にあり聖なる谷と呼ばれる地域の一つ、ウルバンバ村にある小学校。この小学校は、金銭的な理由で学校に通えない子どもたちが学校教育を受けられるよう、授業料をほぼ無償で子どもたちを受け入れている小学校だ。

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快く受け入れてくれた校長先生

校長先生との話し合いで、夏の企画での受け入れを快く承諾いただいた後、子どもたちが学ぶ教室にもおじゃまして、先生のお話しを伺った。その話の中で、「今回の日本の地震をTVで知り、我々ペルー人はとても心を痛めていて、日本で被災された人々のために毎日授業の終わりにお祈りする時間を設けている」という話しをされた。遠く離れたペルーの地で、日常の中で日本の事を自分の国のことのように感じてくれているその思いと行動に、深く感謝の念をお伝えした。そういえば、クスコの市内の役場の建物には、ペルーの国旗が半旗で掲げられていたのを思い出した。

マチュピチュと向き合うように聳えるワイナピチュのトレッキング中にも、現地の方から「わたしたちは親愛なる日本人が受けたこの天災を深く悲しんでいます。」という温かい言葉を1人2人ではなく、10数人から頂いた。とてもありがたいと思うのと同時に、幸運にも大きな被害を被っていない私自身の境遇を考えると、何とも複雑な気持ちになったのを覚えている。


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ワイナピチュ山頂にて日本の方角に手を合わせる

帰国後、風の各海外支店から日本のオフィスに、温かい言葉や声援が多数寄せられていた。共通しているのは、日本に対しての深い悲しみと、一日も早い復興を願ってくれているという点であった。震災が及ぼす影響は今もなお終わりを告げず、油断ならない状況が続いている。震災直後に地球の真裏の国で、肌で感じた異国の人々の温もりを自分自身忘れないよう、また、ペルーで頂いた気持ちのこもった言葉を、この場を借りて皆さまにもお伝えしたいと思った。