中国で巨樹を知る ―中国・中原編―

 

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柏(ハク)の巨木(洛陽/晋祠)

風カルチャークラブの人気講座に『30種類の樹を覚える』があります。年末年始に添乗員として同行した『繭子と往く石窟美術と大仏巡り』には、同じ風カルチャークラブの企画ということだけあって、この『30種類の樹を覚える』の上級者の方も参加していらっしゃいました。

そんなわけで、お寺へ行っても史跡に行っても、見どころだけを見て終わりということはまずありませんでした。メインディッシュを目前にしてぽつぽつと立ち止まり「これはイチイか、はたまた・・・」などとつぶやく姿があり、ひとしきり樹木談義に花が咲いた後繭子先生の仏教美術講義が始まるというのが、いつの間にか私達の行動パターンのひとつに。単品料理しかご用意していなかったはずが、いつのまにか樹木観察という前菜つきのコース料理になってしまったようでした。

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樹齢1,000年の槐(エンジュ)の古木(平遥/鎮国寺)
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願掛け桑(蒙山/開化寺)



開化寺の桑(クワ)、鎮国寺の樹齢千年といわれる槐(エンジュ)、晋祠の柏(カシワではなくハクだそうです)。色々な樹名を教えて頂き、かろうじてわずか2、3種類を記憶に留めて帰ってきました。しかし、撮ってきた写真から樹種を見分けようとしてみるとなかなかこれが難しいのでした。

私は以前中国に住んでいましたが、私がいたのは今回訪れた中原エリアから遥か西に離れた新疆ウイグル自治区です。気候や文化が違えば植生も大きく異なるようで、今回教えて頂いた木には槐や柏などシルクロードではあまり目にしたことがない種類もありました。

シルクロードでは何と言ってもポプラが主役です。春になればポプラの綿毛が風に舞います。桑が赤白黒の実をつけ、葡萄の実がふくらめば夏がやってきます。

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5月のポプラ並木
(クチャ/キジル千仏洞)
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たわわに実った桑の実
(カシュガル/果樹園)



ゴールデンウィークにはポプラが立ち並ぶオアシスの街道に沿ってカシュガルを目指す企画を作りました。オアシスのバザールを訪ねたり、タクラマカン砂漠でキャンプをしたりとメインはたっぷりご用意したつもりです。ご参加される方の飽くなき好奇心でこれに素敵な前菜やデザートがつきますよう。次回はシルクロードでお待ちしています。

5/1(土)発タクラマカン砂漠縦断8日間
刻々と変わり往く砂漠の表情と民族色豊かな南新疆を満喫できるコースです。