7月のチベットは初めてでしたが、緑が最も濃い季節、見たいと願っていた菜の花畑も満開で、美しいチベットの景色を見ることが出来ました。
ラサは4年振り、ギャンツェやシガツェは8年振りになります。どこも変化が激しく、たった4年でラサの街がここまで、、、と衝撃を受けました。8年前には誰もいなかったカロラの変貌振りにもびっくりしつつ、商売に繋げるたくましさも垣間見ました。
現地の方々の観光客に対する対応の仕方にも変化があるように思います。こちらが日本人だと分かると対応が懐かしいものに変わるのも面白いですが。他者に対する反応が変化するほどに、漢民族が急激に増えているのかなと想像します。とはいえチベタンはやはり優しく、日本人と親和性が高く、旧暦のお釈迦様のイベントに合わせて村中、街中の人が聖なる山を巡礼し、早朝のバルコルは時計回りに祈りが渦巻いていました。きっと地球は、チベタンが時計回りに巡礼し、マニコルを回し、唱えたお経の力で回っているんじゃないかと、ちょっと本気で思うほど。
そして、ガイドの素晴らしさは言うまでもありません。解説の内容も聴くたびに深みが増しているように思います。また、会いに行きたいと思います。
ラサへ発つ成都空港でのチェックで、入境許可証に貼られていたはずのシールが剥がれてしまっていて、そのため通過させて貰えずぎりぎりまで足止めされました(というか、だめだと追い返されました)。成都のガイドさんがチベットの旅行社に連絡を取っても、そちらでなんとかしてくれ、としか言われなかった様子。もう駄目かと諦めかけましたが、ガイドさんの機転で別の(一番遠いお急ぎ用の)ゲートに変えたら、そちらではお咎め無く通過することが出来ました。時間がぎりぎりで、よりによって一番端にある搭乗口まで走り、なんとか間に合いました。
不可抗力であり、あのような国のシステムでは防ぎようもないとは思いますが、同じような事が起こって泣きそうになる風の旅行者が出ないように、なにか対応策を考えられないでしょうか(難しいかな・・・)。あそこで止められて行けなかったら、どうしようもないことだと分かっていても、御社に苦情を言いに行くところでした。それはもう号泣しながら。

入京許可証のシールの件ですが、チベットで確認して郵送しているのですが、何かの折にはがれてしまったようです。今後は、相互に確認して現場で慌てることのないようにします。今回は、不安な気持ちにさせてしまい申し訳ありませんでした。