ツアー関連情報

青蔵鉄道「ちょい乗り」のススメ

 

ちょい乗りマップ文●中村昌文(東京本社)

チベットへ行かれるお客様に鉄板の人気を誇る青蔵鉄道。標高5,000mを越えるチベット高原をひた走り、聖なる都ラサを目指す、ロマンと絶景を楽しめる高原列車です。

しかし、青蔵鉄道で青海省の西寧からラサまで20時間以上もかかり、その半分は眠っている間に通過してしまいます。当然、その間は外の世界を見ることはできません。その上、飛行機で行く以上に費用がかかるので、鉄道の旅が好きでない方は、「別に乗らなくてもいいよ」というご意見があるのも事実です。

とは言うものの、遥かチベットまで行って青蔵鉄道にまったく乗らないのも勿体ない。

そこで私がお勧めするのが、青蔵鉄道の「ちょい乗り」です。


「チベットの都」ラサから、大草原が広がるダムシュンまでの約2時間だけ青蔵鉄道に乗るのです。
以下に、私がオススメする青蔵鉄道「ちょい乗り」体験、3つのポイントをご紹介します。


ポイント1 椅子席で巡礼者と出会う!



普通の観光客は、ほとんどが西寧や蘭州またはそれ以上遠いところまで行くので、寝台車を利用しますが「ちょい乗り」では乗車時間はわずか2時間と短時間なので、乗るのは「2等椅子席(硬座)」です。

椅子席を利用しているのはほとんどが青海省・四川省などのアムド地方、カム地方からはるばるラサにやってきた巡礼者たちです。

IMG_0452
硬座で出会った巡礼者一家

憧れの聖地ラサ巡礼を終えて、幸せそうな顔をして、沢山のお土産とともに乗り込んでいることでしょう。自分がポタラ宮やジョカン寺などのラサの見どころを観光していたときに、この人たちも巡礼者としてそこにいて、お祈りをしていたのかも!? そう考えるとなんだか自分がチベット人としてラサ巡礼をしたような連帯感が生まれ、なんだかうれしくなりませんか? 

ラサからチベット人の日本語ガイドも同行するので、言葉の壁もありません!
積極的に交流を楽しみましょう!

硬座で巡礼者と交流硬座だからこその距離感

ポイント2 チベットの大自然と遊牧生活に出会う!



列車を降りるダムシュンの周辺は大都会であるラサの街とはまったく違う一面の大草原。北西には、ニェンチェンタンラ山脈が走り、美しい雪山と草原の風景が広がります。(夏以外の草原は、茶色なのが残念・・・。)

そして、付近には羊やヤクを放牧する遊牧民のテントがあちこちに点在し、遊牧生活を送る人々の暮らしが垣間見れるのです。まさに「Nomadic」な風景です。ラサ周辺だけでは見ることのない、チベットの田舎の生活様式がそこにはあるのです。

tibet_kiji003_2草原広がるダムシュンは遊牧民の大地

ポイント3 青蔵鉄道の走っている姿を見られる!



さらに、鉄道のツアーだとずっと列車に乗っているので、自分が乗っている列車の走っている様子は見ることが出来ないのですが、ダムシュンで下車してラサに引き返す道中には、草原を走る青蔵鉄道の雄姿を眺めることが出来るのです!

「乗り鉄」さんはよいかも知れませんが、やはり鉄道は実際に走っているところを見てみたいですよね!? それが実現してしまうのが、この「ちょい乗り」の最大のポイントなのです!

tibet_kiji036_14ニェンチェンタンラをバックに走る青蔵鉄道


いかがでしょうか?
一粒で3度もおいしい青蔵鉄道の「ちょい乗り」体験。
一緒に楽しんでみませんか?