【開講記】夏鳥は帰ってきたのか? 観察チャンスの短い旅鳥も確認中

講座名:4/24(日)春の雑木林で夏鳥を探す 滝山公園

キジ
道路で“ほろうち”をしているキジ(♂)


朝からなんとも残念な小雨模様ですが、天候回復に期待してバスで滝山公園へ。

谷地川にはアオサギがいます。近くの電線にはコムクドリがとまっています。ムクドリは大群で市街地にねぐらを作って年中観察できそうですが、コムクドリは旅鳥なので一時期しか観察できないようです。首の付け根が赤いのも特徴ですね。

滝山公園は城跡でもあるので、様々な環境が揃っています。かなり散っていますが満開だと楽しい桜の花見ができそうです。古峰の道沿いを観察しながら中の丸を目指します。


観察風景
滝山公園での観察風景
コムクドリ
旅鳥・コムクドリ

シメがいます。もうすぐ渡っていくのでしょうね。シジュウカラのつがいが虫を食べています。キビタキがさえずっていますが、その姿をなかなか現しません。今日のメインのひとつなんだけどなー。ホオジロとアオジが互いに、自分がとまるお気に入りの草木のてっぺんは譲るまいと、ケンカを繰り返しています。決着やいかに?

滝が原運動場方面に下りてきました。多摩川河川敷の田園地帯を観察します。ツグミがさえずっています。もうすぐシベリアに行くのですね。ガビチョウが元気よくあちこちで鳴いています。さすがに数が増えすぎましたかね。警戒心が強いコジュケイの姿もありました。河川敷の藪の住人と思われるキジが、道路に出てきてほろうち(ドラミング)をしています。縄張りと雌へのアピールかな?


アオジとホオジロ
右がアオジ、左がホオジロ
ガビチョウ
外来種のガビチョウ
モズ
人気者のモズも登場しました

遠くにオオタカが舞い、近くの小枝の先っちょではモズが周囲をうかがっています。多摩川にはダイサギがいます。目のところが青くなって婚姻色になっています。オオヨシキリの声が聞こえてきました。今期は初の確認ですね。浄水場ではまだコガモが残っています。早く北の繁殖地に行けよー。よく見るとカイツブリの巣があります。子育てがんばれ。

バス停まで来たところで本日の観察は終了。最終的には観察44種となかなかの結果となりました。次回の講座は6/4(土)新緑まぶしい多摩森林科学園です。



【今回確認できた鳥達】


キジ・カルガモ・コガモ・カイツブリ・キジバト・カワウ・アオサギ・ダイサギ・オオバン・コチドリ・トビ・オオタカ・コゲラ・アオゲラ・モズ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・ヤマガラ・シジュウカラ・ヒバリ・ツバメ・イワツバメ・ヒヨドリ・ウグイス・メジロ・オオヨシキリ・セッカ・ムクドリ・コムクドリ・ツグミ・キビタキ・キセキレイ・スズメ・ハクセキレイ・セグロセキレイ・ビンズイ・カワラヒワ・シメ・イカル・ホオジロ・アオジ・ドバト・コジュケイ・ガビチョウ


 

風の鳥日和

 

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