【開講記】今年も快適! 富士山・奥庭

ツアー名:8/6(土)亜高山帯の野鳥 夏の富士山・奥庭


今年もやってきました、富士山標高約2,300m地点の奥庭山荘。都内は昨年ほどの猛暑ではありませんが、涼しいのはありがたいことです。

奥庭山荘でご挨拶をして、まずは奥庭遊歩道を一周します。ガスがかかったり、急に晴れたり。亜高山帯ならではの風景です。アマツバメが飛んでいます。その姿は黒い鎌にしか見えません。ツバメとは「目」からして全然違うそうですが、似たような生活していると姿も似てくるんでしょうか。


奥庭遊歩道
奥庭遊歩道


ルリビタキのさえずりが聞こえます。すぐ近くにいるとわかっていてもなかなか姿が見えません。遠くの針葉樹にホシガラスが止まっています。ちょっと距離がありすぎて遠いですね。あの白い斑点を星空に見立てたんでしょうかね。その後3~4羽並んで止まってくれました。昨年は山荘の水場に続々と現れてくれましたが今年はいかに?

ハチクマが旋回しています。しかしガスに視界をさえぎられて写真は撮りづらかったのではないでしょうか。カヤクグリが巣材をくわえていました。小さめの茶色で地味ですけど、日本固有種なんですね。


カヤクグリ
カヤクグリ

奥庭山荘に戻って各自観察です。鳥がなかなか現れない時間帯もあり、遊歩道に鳥の姿を探しに出かける方もいましたが、そういうときに限って鳥が現れるものです。

メボソムシクイがやってきました。眼のところのアイライン(長いまゆげ?)みたいなのがあるので「メボソ」? 他のムシクイと名がつく鳥たちもアイラインあるみたいですけど。赤い顔でおなじみのウソのオスが来ました。スズメよりやや大きいかな。日本最少クラスのキクイタダキもご来場です。頭のてっぺんの橙色も確認できましたよ。


キクイタダキ
キクイタダキ
ウソ♂
ウソ♂

「ヒッ」というルリビタキの地鳴きが近づいてきたと思ったら、その姿を現してくれました。雄は立派に青くなるまでにはなかなか時間がかかるようですね。その後はルリビタキの雌や点々模様の幼鳥も登場しました。もしかして家族連れ?


ルリビタキ♂
ルリビタキ♂

ルリビタキ幼鳥
ルリビタキ幼鳥
ルリビタキ♀
ルリビタキ♀

まだまだいろいろ出てきそうでしたが、お時間そろそろということで夏祭り開催中の八王子へ戻っていきました。次回は9/3(土)大磯海岸でアオバトです。大磯漁港の海鮮も楽しみ!?


*写真の一部はご参加の方からご提供いただきました。ありがとうございました。



【今回確認できた鳥達】


アマツバメ・ハチクマ・ハイタカ・オオタカ・ノスリ・ホシガラス・ハシブトガラス・キクイタダキ・コガラ・ヒガラ・ツバメ・ウグイス・メボソムシクイ・ルリビタキ・カヤクグリ・ウソ


 

風の鳥日和

 

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