【開講記】静岡・浮島ヶ原 ケリ・タゲリを遠くから静かに観察

ツアー名:11/6(日)静岡 浮島ヶ原 ケリに会いに行く


快晴の鳥日和。富士山迫る静岡・浮島ヶ原は女鹿塚(めがづか)周辺へ。

駐車場前の池ではヒドリガモやハシビロガモなどの多くのカモ類が羽を休めています。長旅直後でしょうか。ビオトープが隣接していますが、アシが刈られるのは年末らしく中にいる鳥たちを見つけるのは難しそうです。声は聞こえるんですけどね。


観察風景
観察風景

てっぺん好きのモズがいます。よくさえずっています。ここも場所取りアピールかな。カワウとコサギが電線に止まっています。水辺同様に電線も大好きなのでしょうか。ぐるりと一周して午後は東の田園地帯へ移動します。

タヒバリの声がしますが、ここでは見つかりません。ハイタカが現れました。狙われているのに気づいたのか、スズメの群れが驚いた様子で移動していきます。ハイタカの登場が気に入らないカラスがモビングで対抗しています。ジョウビタキやカワラヒワの姿も確認できました。


ハイタカ
ハイタカ

田んぼ道を歩いていると、刈り取った稲の陰に隠れていたヒバリやタシギが飛んでいきます。遠くの草の先にホオアカがいました。なかなか珍しいですね。上空にチョウゲンボウとノスリが現れました。ノスリに比べて小さいチョウゲンボウは、餌がカブるのが気に入らないのでしょう。ノスリにモビングを仕掛けていました。その後、チョウゲンボウは近くの電柱にとまっているのが確認できました。スコープで観察するとなかなか可愛い顔しています。

ようやくタゲリを発見しました。近くを車が通過しても驚きもしませんが、かなりの距離があっても人に気づくのか、飛んでいってしまいます。警戒心強いのは仕方ない。でも飛ぶと翼の内側の白い部分が美しいですね。


タゲリ
タゲリ

ケリは周辺で発見できなかったので、移動途中に見つけたポイントへ。県道のすぐそばですが、かなりリラックスモードでケリが休んでいます。20羽くらいはいるでしょうか? 赤い眼が特徴的で、なかなか脚長です。クサシギの姿が一瞬見えましたが、ゆっくり観察とはいきませんでした。


ケリ
ケリ

リラックスしていたケリもしばらくすると飛んでいってしまいました。こちらも翼の羽が白黒で、飛んでいる姿は美しいですね。ケリも無事に見つかって目標達成です。ケリ以外にも様々な鳥が観察できた一日となりました。



【今回確認できた鳥達】


キジ・ヒドリガモ・マガモ・カルガモ・ハシビロガモ・コガモ・カイツブリ・カンムリカイツブリ・キジバト・カワウ・アオサギ・ダイサギ・コサギ・クイナ・オオバン・タゲリ・ケリ・タシギ・クサシギ・トビ・ハイタカ・ノスリ・カワセミ・チョウゲンボウ・コチョウゲンボウ・モズ・ハシボソガラス・シジュウカラ・ヒバリ・ヒヨドリ・ウグイス・セッカ・ムクドリ・ノビタキ・ジョウビタキ・ニュウナイスズメ・スズメ・ハクセキレイ・タヒバリ・カワラヒワ・ホオジロ・ホオアカ・カシラダカ・アオジ・オオジュリン・ドバト


 

風の鳥日和

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