ツアー関連情報

ネパール・マナスルトレッキングの魅力

 
エベレスト街道、アンナプルナ方面、ランタン谷など、選択肢が豊富なネパールトレッキング。そんな中、近年ロッジが急速に整備され、人気が高まりつつあるのがマナスルエリア。

5,000mオーバーの峠を越える周遊ロングトレッキングが有名ですが、日本発着3週間程度の旅行期間と、それに準じた体力/高度順応が必要なため、二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。このページでは、マナスル西面の展望地に絞り、日本発着9日間からツアー設定が可能なショートトレッキングコースをご紹介いたします。


→ ツアーはこちら! ロッジ泊で行く マナスル西面展望トレッキング9日間


そもそもマナスルってどんな山?

ビムタンから見たマナスルのモルゲンロート
ビムタンから見たマナスルのモルゲンロート

マナスル(8,163m)は世界に14座ある8,000m峰のひとつで、1956年に槇有恒が率いる日本山岳会マナスル第3次登頂隊によって初登頂されました。現在まででも日本隊が初登した唯一の8,000m峰であり、その後「第一次登山ブーム」を巻き起こしたほどセンセーショナルなニュースとして新聞やテレビで大きく報道されました。当時“マナスル”は靴やストーブなどの商品名になったり、登頂を記念した切手が発行されたりと、日本中でとても人気を博したそうです。


マナスルエリアまでのアクセス方法

ネパールの首都カトマンズから陸路で5時間ほど、ベシサハールという集落がトレッキングの起点となります。ここはアンナプルナ周遊トレッキング(アンナプルナ・サーキット)の出発地ともなっており、シーズンともなれば小さな街は各国からのトレッカーで賑わいます。

ベシサハールから先はインド製のジープ(ピックアップトラック)に揺られる事になりますが、その乗り心地は控えめに言っても“快適ではありません”。川沿いの崖をえぐった、高度感のあるダート道を長時間ドライブしますので、高所恐怖症の方や、車に酔いやすい方は特に注意が必要です。6時間ほど走った集落ダラパニから、いよいよマナスルトレッキングがスタートします。


マナスルトレッキングの概要

マナスル地図
マナスル地図(クリックで拡大)

以下にダラパニ発着のモデルコースを記載します。実際のツアー日程とは異なる場合があります。ご了承ください。


【DAY1】 ダラパニ(1,963m)→ カルチェ(2,700m)

ホワイトウォーターが流れるドゥドゥコーラ(ミルクの川という意味)
ホワイトウォーターが流れるドゥドゥコーラ(ミルクの川という意味)

マルシャンディ・コーラとドゥドゥ・コーラに架かる吊橋を渡り、のどかな畑沿いにトレッキング開始。この日は700mほど標高を稼ぎますが、午前中は多くが平坦地または緩い登りのトレイルです。

昔ながらの雰囲気を残すティンチェや、荷物を運ぶ馬たちが多く見られるティリチェの集落を過ぎ、ゴア辺りでちょうどお昼休憩のタイミングとなるでしょう。ここより先は多少アップダウンがありますが、河原に降りたり、苔むした樹林帯を歩いたり、日本だと八ヶ岳の南沢辺りを想像するような変化に富んだ登山道を楽しめます。また、春には美しいシャクナゲの開花にも期待ができます。

夕方、カルツェ着。ゴアより先の集落には電線が来ていないため、Wi-Fiやガスシャワーの用意はありません。昔ながらのロッジで、静かな深山の雰囲気をお楽しみください。

【DAY2】 カルチェ → ビムタン(3,590m)

ビムタン裏手の丘から見たヒマラヤの夕焼け

樹林帯の緩い登りを1時間ほど歩くと、台地上に1軒宿が建つヤクカルカ(3,020m)に到着。この先はビムタンまでロッジやバッティ(お茶屋さん)はありませんので、水や行動食の補給をお忘れなく。ここより先は急登が始まりますが、群れで移動するサルの仲間ハヌマンラングールや、所々で右手に姿を見せるマナスル山群に元気づけられるはずです。

標高も上がり息が切れてきた頃、タルチョはためく峠に到着。ここで一気に視界が開けます。正面には氷河末端のモレーンが広がり、右手には美しいマナスル山群が聳えます。ゆっくり展望を楽しんだ後は、白砂がまぶしい氷河の水流まで下り、左岸の砂礫をひと登りすると、目的地ビムタンが見えてきます。

ビムタンは山とモレーンに挟まれた風当たりの弱い場所に位置していますが、徒歩5分くらいの丘に登ると、南側にマナスル(8,163m)を主峰としてマナスルノースやピーク29、ヒウンチュリ、北側にはチオヒマール(6,905m)やヒムルン(7,126m)などが見渡せます。夕方には燃えるようなマナスルのモルゲンロートに期待しましょう。

【DAY3】 ビムタン → ポンカールタル(3,965m) → ゴア(2,515m)

ポンカールタル手前から眺める迫力の氷河

早朝、ビムタンを出発し、水面にヒマラヤが浮かぶ神秘の氷河湖・ポンカールタル(3,965m)を目指します。なんとなく立山の雷鳥沢を思い出すような、岩がゴロゴロしたガレた斜面を1時間ほど登ると、眼下に3つの氷河が交錯する氷河地形の大パノラマが楽しめる峠に到着します。

ここからポンカールタルまではもう少し。多少下りを交えつつ10分ほどで湖畔に至ります。風裏で格好の休憩スペースですが、周囲を斜面に囲まれておりパノラミックな展望は開けません。時間と元気のある方は、湖に向かって左手の小尾根から周回(コルラ)すると、風や太陽の影響で刻々と表情を変えるポンカールタルの絶景を満喫できるはずです。

→ 神秘の湖ポンカールタルからのパノラマはこちら!

なお、海外からのトレッカーは、マナスル南東側のアルガットバザールから出発し、ラルキャラ(5,160m)を越えてビムタンに至るロングコースを歩く方がほとんどです。そのため、朝のポンカールタルは人が少なく、絶景を“一人占め”する感覚を味わえるはずです。水面にヒマラヤが浮かぶ神秘の氷河湖展望をゆっくりお楽しみください。

ビムタンに戻ったら、マナスル山群に別れを告げて下山開始です。往路で泊まったカルチェを過ぎ、高山病の心配が少ないゴアまで下ります。お好きな方は「ビールで乾杯!」も良いでしょう。

【DAY4】 ゴア → ダラパニ

吊橋を渡ってダラパニへゴール!
吊橋を渡ってダラパニへゴール!

往路をダラパニまで下ります。


マナスル西面トレッキングの魅力とは?

日本発着9日間でここまで8,000m峰に近づけるという点がマナスル西面トレッキングの大きな魅力。土曜出発であれば、わずか5日間の休暇でご参加いただく事が可能です。他の多くのエリアと違い、ネパール国内線やヘリコプターも使いませんので、遅延や欠航の心配がなく、費用の面でも優れていると言えるでしょう。



他のネパールトレッキング9日間コースとの比較

ビムタンから見たマナスル西壁短期間で8,000m峰に迫る
ビムタンに連泊! マナスル西面展望トレッキング9日間

最高標高:3,965m 歩行日数:5日間 総歩行時間:約25時間 最長歩行時間(1日):約6時間

最高宿泊標高は3,590m(ビムタン)と比較的低めです。日本で縦走経験のある方や、過去にネパールトレッキングに参加された方は無理なく歩けるはずです。もちろん、氷河やヒマラヤの展望はKAZEスタッフのお墨付き。他のエリアよりトレッカーが少なく静かなのも魅力です。



エベレスト(左)とローツェ(右)を背に世界最高峰への第一歩
エベレスト展望 シャンボチェ・トレッキング9日間

最高標高:3,720m 歩行日数:5日間 総歩行時間:約19時間 最長歩行時間(1日):約6時間

世界最高峰エベレストを短期間で見たいなら、一番人気のシャンボチェ・トレッキングがお勧めです。チベット仏教を信仰し、山岳ガイドとしても有名なシェルパ族が多く暮らすエリアを歩き、すり鉢状の交易の村ナムチェバザールも訪れます。



ゴレパニからアンナプルナサウスヒマラヤの展望台・プーンヒルへ!
アンナプルナ・ダウラギリ展望トレッキングと「つきのいえ」9日間

最高標高:3,210m 歩行日数:6日間 総歩行時間:約28時間 最長歩行時間(1日):約6時間

最高宿泊高度は2,860mと、全行程で高山病の心配が少ないコースです。ネパールが南国であることを体感できる亜熱帯の樹林帯から、見事な段々畑の広がる山村、そして美しきヒマラヤの展望台訪問まで、ネパールトレッキングの魅力が凝縮されています。



褐色の大地とチベット世界へダウラギリ展望と聖地巡礼
褐色の大地 ムクティナート・トレッキング9日間

最高標高:3,760m 歩行日数:3日間 総歩行時間:約12時間半 最長歩行時間(1日):約5時間半

チベット仏教とヒンドゥ教、どちらからも聖地として崇められる「ムクティナート」を訪ねるカルチュラルトレック。土と砂礫に覆われた、他とは少し違う風景を見られます。8,000m 峰ダウラギリをはじめ、ニルギリやティリッツォピークなどのヒマラヤ展望も広がります。



正面が8,000m峰のアンナプルナⅠ【日程&料金改定!】復路ヘリコプター利用
アンナプルナBC ONE WAYトレッキング9日間

最高標高:4,130m 歩行日数:5日間 総歩行時間:約19時間 最長歩行時間(1日):約5時間

復路にヘリコプターを利用するONE WAYトレッキング。アンナプルナBCからは、ほぼ360 度を囲む6,000m~8,000m 峰のヒマラヤ円形劇場を楽しみます。神々しいヒマラヤの山々を照らす感動的な夕焼けと朝焼けに期待しましょう。