氷の芸術家!「シモバシラ」を観察する

前回のムササビ観察成功でホッとするのもつかの間、2週続けて齋藤さんの高尾山シリーズです。今回は枯れても氷の芸術家「シモバシラ」を探しに行きました。12月になると高尾山への人出はようやく落ち着きますが、冷え込みはパワーを増していきます。

手始めはケーブル駅前の冬でも花咲く桜のお話です。葉の表と思って見ていても実は裏側だったという話や、木の年輪は日が当たるほうが幅広くなるわけではないという解説など標本を交えながら興味深過ぎる観察&解説が続きます。

解説中の齋藤さん 解説中の齋藤さん

そして、今週もやってきましたムササビ住む薬王院。「先週ここでムササビ観察やっててー」と話しながら巣穴に目を向けると、なんと!ムササビが巣穴から顔をだしているではありませんか!「君たち先週もきてたよねー」みたいな顔でこっちを見ています。昼間にムササビが見れるとは貴重過ぎます。

ひょっこりムササビ ひょっこりムササビ
これが見たかったのです これが見たかったのです

その後も順調に観察会は進み、富士山をうっすら望む山頂を過ぎて、シモバシラの観察ポイントに。シモバシラ、ありませんでした。。。数日前に高尾山のシモバシラ初観測情報があったのですが、朝は氷点下だったにもかかわらず確認できず。参加者のみなさんすみません。
*写真だけでも紹介しようと翌日も高尾山に行きましたが、確認できませんでした。少し標高の高い陣馬山周辺では観察できたようです。

その後、富士見台園地へぐるりと回って来た道を戻り、ケーブルカーで下山しました。下山後、ケーブル駅前の稲荷山登山口にある金魚のしっぽような形の葉を持つツバキを解説して本日は終了。

金魚型のツバキ葉
金魚型のツバキ葉
樹木の成長を実物解説
樹木の成長を実物解説


その後、またしても駅前の食堂でカツ丼(850円)をいただいたのでした。うー、満腹(嬉)
次回は高尾山の越冬風景、1/17(土)「春の芽覚めを待つものたち」です。
乞うご期待ですよー!


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