添乗報告記

シャンボチェ・トレッキングをお勧めする3つのポイント(2015年12月)

 

コース名:エベレスト街道 シャンボチェ・トレッキングとカトマンズ散策9日間
2015年12月26日~2016年1月3日 
文●荻原文彦(東京本社)

エベレストを背にナムチェバザールの展望台からエベレストを背に



年末年始のネパールは、復興支援ツアーや自転車ツアー、エベレスト街道やアンナプルナ方面のトレッキング&ハイキングツアー、カトマンズのディープな古都巡りツアーなど7つのツアーが催行されました。

思えば2015年度のネパールは悲しい震災から始まりました。全ツアーが中止になったゴールデンウィーク。多くの方々のご厚意とご協力により、支援活動と視察に通った初夏。復興支援ツアーが初めて実施された夏~秋。しかし、ベストシーズンの晩秋、最もネパールが賑わう時期に入っても、残念ながらツーリストやトレッカーは例年の5割~6割でした。

そんな中、海外旅行ピーク期の年末年始に多くのお客様がネパールを訪れて下さったことは、日本ネパールのスタッフはもちろん、現地で出会った方全ての喜びでした。


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さて、私が同行したのは『エベレスト街道 シャンボチェ・トレッキングとカトマンズ散策9日間』(類似ツアー)。久し振りのエベレスト街道でしたが、「やっぱりネパールトレッキングは楽しい!」そして「生エベレストは偉大!」でした。震災の記憶はまだ新しく、忘れられるものではありませんが、もうとっくにエベレスト街道は復活しているのです。

多くの方に、この短期間で「生エベレスト」に出会うトレッキングツアーを体験していただきたいと思い、改めてシャンボチェトレッキング3つのポイントをご紹介します。


*シャンボチェへのトレッキング・ルート図はこちら


【ポイント1】短期間で「生エベレスト」&ヒマラヤの絶景が楽しめます!

エベレスト(8,848m 左)とローツェ(8,516m 右)ナムチェバザールの展望台やシャンボチェから見える世界最高峰エベレスト(8,848m 左)とローツェ(8,516m 右)



エベレスト街道の最初のエベレスト展望地がシャンボチェ(3,720m)です。さらに歩けば第二の展望地タンボチェ(3,860m)や最奥にはカラパタール(5,500m)もありますが、体力や日数がかかるため、短い日数で「生エベレスト」に出会うならシャンボチェがベスト。日本発着9日間(トレッキング往復5日間)でエベレストを始めヒマラヤの絶景を楽しむことができます

体力任せでもっと弾丸ツアーにすることもできるのですが、高山病対策や国内線フライト予備日を考えるとこの9日間が最短最良なのです。

シャンボチェまでの間に見えるヒマラヤ(サムネイルはクリックで拡大)

テンギラギタウ(6,943m) シャンボチェの西にはテンギラギタウ(6,943m) 。360度ヒマラヤに囲まれます。
タムセルク(6,623m)
シャンボチェから最も近くに見えるタムセルク(6,623m)
アマダブラム(6,812m)
ナムチェ上部やシャンボチェから見えるアマダブラム(6,812m)
カンテガ(6,779m 中央)
クムジュンから見えるカンテガ(6,779m 中央)
コンデリ(6,187m)
シャンボチェの南にはコンデリ(6,187m)
残照のエベレスト&ローツェ 残照のエベレスト&ローツェ。シャンボチェに宿泊することで、夕焼け&朝焼けの展望を楽しめます。



*どんなヒマラヤに出会えるのかをまとめた過去のレポートもご参照下さい。



【ポイント2】とっても歩きやすいエベレスト街道

子供たちと交流することも宿泊や休憩で立ち寄るロッジは点在する山村にありますので、子供たちと交流することも。



ルクラ~シャンボチェ往復5日間のトレッキングは、どんなところを歩くのでしょう? エベレストを見に行くというと、ものすごくハードなイメージをもたれがちですが、そんなことはありません。

ネパールのトレッキングルートは村人が行き交う生活道。登下校や放牧、農業、交易などで日々人々が歩いているため実はとっても歩きやすい道です。歩くことを楽しめて、「エベレストを見たい」というお気持ちがあれば、登山初心者でも全く問題ありません。

エベレスト街道は谷もけわしく、標高も高めなので、限られた谷沿いの緩斜面に農村がつくられ農業や放牧に勤しんでいます。そのため、トレッキングルートも谷沿いとなり、アップダウンが比較的少ないのも特徴です。高度感抜群の吊橋を渡ったり、山の暮らしぶりにふれ村人に挨拶を交わしたりしながら、トレッキングとヒマラヤ展望を楽しみます。

シャンボチェトレッキングの様子(クリックで拡大)

エベレスト街道はチベット仏教文化圏
シェルパ族やタマン族などのチベット仏教文化圏
生活道だから歩きやすい
生活感あふれるネパールのトレッキングルート
ロバなどがひっきりなしに物資を運ぶ
ロバなどがひっきりなしに物資を運ぶエベレスト街道
ドゥドゥコシ川の右岸左岸を行き来します
吊橋を渡ってドゥドゥコシ川の右岸左岸を行き来します



*歩行時間やルートの様子は過去のレポートもご参照下さい。



【ポイント3】そこそこ快適なロッジがあります

ロッジ室内の様子ロッジの布団・毛布に、弊社の羽毛寝袋やシーツ、湯たんぽなどでベッドメイク。



人気のエベレスト街道は、ネパールの他のエリアに比べて、ロッジも多く設備も整っています。

部屋は大体4畳半くらいの大きさで、2つのベッドがある個室になっており、ぎゅうぎゅう詰めで雑魚寝なんてことはありません。レストランや売店の他、シャワールームやトイレは別棟が多いですが、最近ではシャワー&トイレ付の部屋も増えてきました

シャンボチェまでは、どのロッジもベッドに毛布・布団が用意されており、そこにふかふかの羽毛の寝袋やインナーシーツ、冬季は湯たんぽでベッドメイクします。隙間風が吹いたり、部屋の電気が薄暗かったり、シャワーの水圧や温度が不十分だったり、さすがに下界のホテルのようにはいきませんが、多くを望まなければ意外に快適に過ごせます

トレッキングの休憩もロッジを利用しますので、お茶を飲んだりトイレをかりたり、お菓子やジュースを買うこともできます。


エベレスト街道のロッジの様子(クリックで拡大)

緩斜面には伝統的に山村が営まれています
緩斜面には伝統的に山村が営まれています
行動食や飲み物をご自身で担ぐ必要はあまりません
ロッジの売店では、水やジュース、ビスケットなどが買えます。
ロッジの現地食もヘルシーです。
地元で採れた野菜。ロッジの現地食もヘルシーです。
青菜とジャガイモのおかずとエッグ・チョウメン
青菜とジャガイモのおかずとエッグ・チョウメン


*ロッジ、電気、通信事情は過去のレポートもご参照下さい。
*寝袋やストックなどトレッキングをされる方へのサービスもご参照下さい。



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以上のように、シャンボチェトレッキングでは意外に短期間で手軽に気軽に「生エベレスト」に会う事ができます。他にも、例えば夜の星空やガイドやポーター等トレッキングスタッフとの交流や、ヘルシーな現地食など、お勧めのポイントはもっともっとたくさんありますが、それは是非ご自身で体験してみて下さい。

今回ご一緒した皆さまも、「いつかエベレストBCやカラパタールまで行きたい」、「これから公開されるエヴェレストの映画が楽しみ」、「これを機にトレッキングをもっとやってみよう」・・・など、すっかりエベレストに魅せられていました。やはり「生エベレスト」は偉大です



【最後に】スワヤンブナートで復興祈願の初詣

震災被害のあった聖地スワヤンブナート震災被害のあった聖地スワヤンブナート。まだいくつかの僧院や寺院は修復中ですが、参拝者は絶えません。



ネパールの宝・ヒマラヤの美しき姿を見た後は、元旦のカトマンズ散策へ。ネパールの仏教聖地スワヤンブナートでは復興祈願の初詣も行いました。


震災被害のあった聖地スワヤンブナート

「ネパールが1日も早く復興しますように。平和で明るい1年でありますように。」