
ペルー最高峰・ワスカラン
ペルー北西部、アンデス山脈の中を南北約200kmに渡って連なるブランカ山群。ブランカとはスペイン語で「白い」を意味し6,000m級の白い雪を抱いた山々が存在することからその名が付きました。その中の一つにペルー最高峰ワスカラン(6,768m)があります。白い雪を抱くこの山は最高峰にふさわしい迫力と美しさに満ちた眺めを展開します。1970年に起きたワスカランの大雪崩で消えてしまった旧ユンガイ村跡からのワスカランの眺めはとても美しいです。
砂漠から白きアンデスへ・リマ~ワラス間
首都のリマからブランカ山群起点の町ワラスまで約7時間の道のりですが、この途中の景色の変化が大変面白いです。まずリマを出て少し過ぎると砂漠が現れます。ナスカなどのペルー南部の砂漠地帯と違い砂丘が続く砂漠地帯です。日本では見られないような景色が続き圧倒されてしまいます。その後、数時間走ったところで砂漠地帯に別れを告げ、アンデスの方へ入って行きます。今度の見どころはアンデスの山々でワラスに近づくにつれ景色が良くなり、雪を抱いた美しい山々の素晴らしい眺めが現れます。そしてワラスの町に到着します。砂漠からアンデスまで変化に富んだ景色をお楽しみ下さい。
アンデス高地の不思議な遺跡・チャビンデワンタル
ワラスから車で約3時間ほど行ったアンデスの山中にあり、インカ以前のプレインカの中でも古い遺跡といわれ、標高約3,400mの高地にあるにもかかわらず、各地からの巡礼者が引きもきらない宗教都市として栄えました。その信仰・文化は熱帯から海岸地帯まで広く影響を及ぼしていたと言われています。遺跡は石造りの建物、広場、複雑な模様が描かれた柱などからなっていて、建物にはいくつも地下室があります。また、遺跡の至る所に人だか動物だか分からない不思議な顔が彫られた石が転がっていたり、壁に差し込まれていたりと、とても不思議で興味深い遺跡です。

白い峰々を巡る・ブランカ山群周遊トレッキング
アンデスの中でも素晴らしい山々ブランカ山群には ペルー最高峰のワスカラン(6,768m)、4つのピークがあるワンドイ(6,160m)、双子の高峰チャクララフ(6,112m)、氷河によるU字谷を持つサンタクルス(6,259m)、ピラミッド型のアルパマヨ(5,947m)などなど数々の美しい名峰が訪れる人々を魅了します。この山々を見ながら4泊5日掛けてトレッキングを行います。美しいブランカ山群の眺めをご満喫下さい。
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ワラス:約3,000m
→バケリア:約3,800m →キャンプ地 (歩行約2h.) 見える主な山 ワスカラン:6,768m その他 ウアンドイ:6,160m チュピカルキ:6,354m |
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バリア谷→ウニオン峠
:約4,800m→タウジパンパ:約4,000m (歩行約8h.) 見える主な山 タウジラフ:5,830m アルテンソラフ :6,025m キタラフ:6,035m |
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タウジパンパ→ヤマコラル:約3,500m
(歩行約4h.) 見える主な山 アルパマヨ:5,947m その他 カラス:6,025m サンタクルス:6,259m |
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キャンプ地
→バリア谷:約3,900m (歩行約4h.) 見える主な山 チャクララフ(6,112m) ピラミデ(5,885m) バリア(5,510m) |
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ヤマコラル
→カシャパンパ谷 :約2,900m →ワラス (歩行約4h.) 見える主な山 カラス:6,025m サンタクルス :6,259m |
▼服 装
日中天気が良ければ直射日光も強く、かなり暑くなり長袖のシャツで十分ですが(想定最高気温22℃)、天候が悪くなったりした時や朝晩はかなり冷え込みます(想定最低気温‐5℃)。しっかりした防寒具をご用意下さい。また、帽子やサングラスもお持ち下さい。
▼宿 泊
トレッキング中は全てテント泊となります。マットレス(エア・マット)に寝袋を敷き、3,4名テントを2名一張りが基本となります。寝袋(無料)は現地でもご用意出来ますので、ご希望の場合お申し付け下さい。
▼ポーター
トレッキング中の大きな荷物はポーター(ロバまたは馬)が運びます。預けるためのダッフルバッグ等をご準備下さい。ご自身ではその日その日に必要な荷物のみお持ちいただきます。20~30リットル位のデイパックをご準備下さい。
▼その他
標高3,000m以上での宿泊が続き、最高到達地点は4,750mという高所のトレッキングのため、高山病のリスクが伴います。海外旅行保険へのご加入と所定の健康診断をお願いしております
関連ツアー
※トレッキングではなく観光としてのブランカ山群展望ツアーは、受注型(オーダーメイド)ツアーとしてアレンジが可能です。お問い合わせ下さい。