「地球の鼓動」を感じる ボリビア・ウユニ塩湖

白い大地に横たわり、真っ青な空を見上げる私たち
白い大地に横たわり、真っ青な空を見上げる私たち
夕暮れの塩湖
鏡のように空を映し、燃え立つ夕暮れの塩湖




こんにちは。皆さん、お元気ですか? クスコからお便りします。
今年の1月、アンデス地帯に集中的に大雨が降りました。ペルーの観光のハイライトであるマチュピチュ行きの線路も寸断されてしまい、多くの観光客の足が急に途絶え、私が住むクスコの街も観光客のいない普通の街に変貌しました。
4月からは列車も少しずつ運行し始めているので観光客が戻りつつありますが、そんなわけでこの数ヶ月、ペルー支店では思いがけず大きなお休みができてしまいました。

この時間を大切に使いたいと思い、ずーっと前から気になっていたウユニ塩湖(塩原)を目指し、ペルーのお隣の国ボリビアへ急遽行ってきました。ウユニ塩湖は、日本の四国の3分の2ほど、12,000km2にわたる広大な塩の大地です。どうしても自分の目で見て触れて、感じて、味わいたいと願っていた場所でした。
クスコから国際線に乗り、50分でボリビアの首都ラパスへ。ラパスからは車でひたすらアルティプラーノ(アンデス高原)を走り続け7時間。やっと念願のウユニ塩湖と出会うことが出来ました。大自然が長い時間をかけて創り出した光景。ありのままの姿、素のままの塩の大地です。
歩く大地は見渡す限り白く、見上げれば青い青い空です。寝転がり、空を眺めているとまるで夢の世界にいるようでした。フラミンゴが群れで飛んできました。夕陽が沈みはじめると、太陽の光が地平線を挟み、天と地が炎のように燃え出しました。(地面に残っていた雨が空を映す鏡になっていたのです)
言葉のない世界、一刻一刻と息を呑む光景が現われます。やがて紫色から群青色に空が変わり、一番星が出てきました。

夕食後、半月の月明かりの中、車で塩湖へと入っていきました。大気は冷えています。身体を回転させ、視線を上下左右に動かしながら大きな大きな天球を眺めていると、まるで大宇宙の中で浮遊しているような気分になりました。
目線のまっすぐ先、北の方角に大きな北斗七星があり、南の方角には南十字星を見つけ、さそり座は大きく、オリオンは輝き、天の川が輝いています。大宇宙の中の小さな星(地球)に生きる自分もまた「小さな宇宙人の一人」なのでは、と感じました。

地球は生きています。アンデス山中も、ウユニ塩湖も昔々は海の底にあり、長い間に隆起して様々な異なる地形が造られていったのです。

マチュピチュ遺跡は山々と緑に囲まれ、自然の中に息づく生き物たちの生命(いのち)を内側から感じさせてくれるエネルギッシュな場所です。ウユニ塩湖のどこまでも白い大地の広がりからは、宇宙や、その中にある丸い地球から来る外側のエネルギーがたくさん感じられます。どちらも「地球の鼓動」がぐんぐんと伝わって来る場所です。
こんな風景を与えてくれた「大いなる」ものにただただ「ありがとう!」の感謝の旅でした。是非是非皆さんもアンデス山中にあるマチュピチュ遺跡とウユニ塩湖を旅しに来て下さい。お待ちしています。

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風通信」40号(2010年6月発行)より転載

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ペルー支店便り「アンデスからの風」