
スペイン風の街並みが美しいクスコは、かつてインカ帝国の都として栄えた文化の中心地でした。今でも旧市街の至る所にインカ時代の石壁が残り、街を散策するとフッとその時代にタイムスリップしたような感覚を覚えます。街歩きが好きな方にお勧めの世界遺産の古都クスコ、そして田園風景が広がるクスコ近郊・聖なる谷の魅力をご紹介します。
ピューマの街 クスコ

インカ皇帝パチャクティによって、クスコの街は力強さを象徴する聖なる動物ピューマ(猫科の動物)の形に設計されたと言われています。ピューマの頭、心臓部にはインカ時代の重要な建築物が今も残っています。地図を片手に街歩きに出かけてみましょう。

1. サクサイワマン遺跡
巨石の大きさはマチュピチュ遺跡も比ではない。ピューマの頭に位置します。

2. アルマス広場
インカの時代も今も町の中心である中央広場。ピューマの心臓部に位置します。

3. ロレト通り
皇帝に仕えた美しい美女たちの館へつながる通り。精巧なインカの石組みに見とれてしまいます。

4. サント・ドミンゴ教会
インカ帝国で最も重要な「太陽の神殿」があった場所。教会内部の数部屋はインカ建築がそのまま残され、ため息がもれるほど見事。

5. サンブラス地区
白壁に青いバルコニーのコロニアル建築が美しいエリア。お洒落なカフェや雑貨店が立ち並びます。

6. メルカード(市場)
庶民の台所。活気ある市場を訪れると人々の暮らしが見えてきます。
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クスコ近郊 聖なる谷

クスコ市街地からちょっと足を伸ばすと(車で約40分〜2時間)「聖なる谷」と呼ばれる一帯があり、そこにはアンデスらしい自然に包まれた田園風景が広がります。インカ時代に重要な拠点地でもあったので、インカの見事な遺跡も点在します。時計をはずして深呼吸、ゆったりステイが最適な場所です。
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聖なる谷~インカの息吹とアンデスの自然を感じる場所~