モンゴルの大草原で競馬を見る(ナーダムのお話)

文●中村昌文(東京本社)

美しい景色や歴史ある建造物、いわゆる観光名所を巡ることは、旅の楽しみの重要な要素ですが、「折角訪れた場所の人々の暮らしに触れてみたい」と言うのも、人によっては大きな楽しみの一つでしょう。それが、「民族の宝箱」のような雲南省・貴州省ならば尚更です。
風のツアーでは、少数民族のご主人が経営する雲南・貴州各地の民宿を利用して、皆様の滞在が思い出深いものになるように工夫しています。ホテルとは違い、色々不便な点もありますが、宿の人との距離が近く彼らの生活が垣間見える民宿では、滅多にできない貴重な体験ができるでしょう。
  大理・龍龕(ロンカン)村
  麗江・玉湖(ぎょくこ)村
  貴州・肇興

大理・龍龕(ロンカン)

大理は4,000m級の峰が連なる蒼山とアル海という巨大な湖に囲まれた風光明媚な街。大理古城と呼ばれる旧市街にはホテル、土産物屋が軒を連ね、内外の観光客で賑わっています。
しかし、アル海の湖畔に位置する静かなペー族の村・龍龕(ロンカン)では、ペー族の人々の生活の様子や、天気のよい日の朝には湖で漁をする漁民の姿も目にすることができます。宿はアル海遊覧船の主人でもある李克雄さんの御宅。建物は伝統的なペー族様式と現代建築の折衷的なもの。トイレ、シャワーは共同ですが、清潔で、屋上のベランダからはアル海が眺望できます。
[バス・トイレ 共同 ホットシャワーあり]


大理 南門から旧市街を

朝の漁の様子(アル海にて)



李さんの家の屋上からは
アル海が見渡せます

客間

関連ツアー

麗江・玉湖(ぎょくこ)村(農家逍遥楽)

麗江のシンボル玉龍雪山(5,596m)から流れ出る雪解け水が湧き出す泉・玉湖のある玉湖村。「ナショナル・ジオグラフィック」にシャングリラ伝説のもととなった発表をしたジョセフ・ロックがかつて住んでいたことでも知られる村です。
ナシ族の伝統的な農家を改造した「農家逍遥楽」はナシ族のご主人・趙樹軍さんとその家族が営んでいます。たったの4部屋、最大でも11人しか泊まれない、小さな家ですが聖山・玉龍雪山(5,596m)を仰ぎ見る素晴らしいロケーションが魅力。観光地だらけでテーマパーク化した世界遺産の麗江の古城や束河村にはない、古きよく麗江の風情が楽しめます。
[バス・トイレ 共同 ホットシャワーあり]


のんびりした雰囲気の玉湖村

村はずれからは玉龍雪山が見渡せます



伝統的なナシ族建築の農家逍遥楽の中庭

清潔なシャワーと洗面所(共同)



関連ツアー

肇興(ちょうこう)の民宿

貴州省で最大のトン族の村肇興。
村には釘を一本も使わずに建てられたトン族の伝統的な建造物、『鼓楼』が5つもそびえ、美しい屋根付橋『風雨橋』があちこちに掛かっています。
宿泊するロッジも含めて村の建物は、ほとんど木製。土やレンガで家を建てる漢民族とは明らかに違い、特産の木材を使った建築物は、木のぬくもりが心地よく感じられます。ロッジは風呂無し、トイレ共同のシンプルな作りですが、ベッドもトイレも清潔でトン族のご主人とご家族が家庭料理と地酒、ホームステイ感覚で暖かくもてなしてくれます。
[トイレ共同 風呂なし]

関連よみもの

貴州に暮らす少数民族


貴州省最大の
トン族の村・肇興

鼓楼は人々の集会所

暖かみのある木造の建築



素朴ですが清潔な客室