対岸の房総半島が間近に見える横須賀。横須賀の海には数多くの魚介が水揚げされ、横須賀漁師たちの生活を支えています。
この海で冬場、北海道と同じようなコンブやワカメの養殖が行われていることは、あまり知られていません。こうした海藻を浜辺で海から引き揚げ、塩蔵ワカメ作りを、地元漁師の栗山義幸さんに教えていただきます。
ワカメ丸ごと1本の大きさを実感した後、海岸でワカメしゃぶしゃぶをいただき、生ワカメ1本はおみやげに持ち帰りできます。
県立大学駅集合後、徒歩(約15分)で漁港へ移動。栗山さんよりワカメ養殖などについて説明。昼食は、各自にて(持参されたお弁当など)。ご自身で持ち帰る分のワカメ洗いや、ワカメ切り、塩もみなどの作業体験。ワカメしゃぶしゃぶもいただきます。
※天候などにより行程の順番が入れ替わる場合があります。
※小雨天決行。各自、雨合羽と長靴をご用意ください。
※昼食は含まれておりません。お弁当などをご用意ください。
子どもたちが「面白い、すごい!もっと知りたい!」と思ってくれるような、家に帰って「これはあの時見た〇〇だよね」と話題にしてくれるような講座を目指しています。好奇心旺盛で伸び盛りのキッズに実際に身近な題材に触れて、感じて、興味の幅を広げてもらうことを主目的とした体験型の講座です。知識の伝達を目的にはしていません。
たとえお子さんの興味がその場だけだったよう見えても、当日の反応が悪くても、リアルに体験したことはきっと彼らの中に残っていると思います。それがいつか違う形で芽吹く栄養になるかもしれません。
世界や社会が大きく変化している中、食べるという営みや自然との繋がりは今後益々重要性を増すことと思います。子どもの頃から身近な生命にふれることで、子供たちの中にある無限の可能性の芽を伸ばすきっかけのお手伝いができることを願っています。ご参加お待ちしています!
講師
眞鍋 じゅんこ (まなべ じゅんこ)
東京湾の漁師町を訪ね続けるフリーライター
1959年東京生まれ。ベトナムに通っていた頃、そこに古き良き日本があった。そして日本中の村や離島を訪ねて、カメラマンの夫・鴇田康則と記録し続けてきた。面白いことや人を見つけると、じっとしていられない。東京・千葉・神奈川にまたがる東京湾をくまなく取材し、たくさんの面白いことや場所、人を見つけた。著書に『ニッポンの村へゆこう』(筑摩書房)、『産む快感』(自然食通信)、『うまい江戸前漁師町』『中古民家主義 』(交通新聞社)、『アジアで麺』『ベトナムわんさか共和国』(トラベルジャーナル・共著)などがある。ブログ『眞鍋じゅんこのまっすぐには歩けない』
講師
鴇田 康則 (ときた やすのり)
1954年東京生まれ。広告や雑誌、レコードジャケットなどの撮影と共に、アフガニスタンなど中央アジアや北米、タイ、ベトナム、などの人々の生活風景を写真に収めて歩く。現在、日本の村や東京の町歩きの他、東京湾の漁師や村の暮らしを記録。「中古民家主義」(交通新聞社)など眞鍋との共著の写真を担当。各種散歩系の雑誌の取材では、下町から山村まで様々なところを歩きカメラで撮影。著書(写真)『中古民家主義』(交通新聞社)、『「うまい江戸前漁師町』(交通新聞社)、『ニッポンの村へゆこう』(筑摩書房)。