盤州干潟は東京湾に残された唯一の完全な形の干潟です。以前は、東京湾内は干潟と浅瀬がぐるりと取り巻いていましたが、現在までの過去100年間で約9割が埋め立てられ、その姿を消してしまいました。干潟にはたくさんの種類の生物が生息・繁殖し、水の浄化に役立っている場所です。地元漁師の斎藤高根さんと共に、河口~湿地~干潟~浅海域、という干潟本来の姿を観察していきます。この干潟の恵みで育まれた海苔の試食なども楽しめます。
潮干狩り場が開かれていれば、アサリ掘のコツをあらかじめプロに教えて貰いながら、潮干狩りも楽しみましょう(自由参加・別料金)。
木更津金田のホテル三日月正門前に集合後、漁師・斎藤氏の案内で、後背湿地~干潟の観察。その後、各自で昼食。午後、干潟歩きの続き後、一度解散。潮干狩り場が開催されていれば、自由参加で潮干狩り。
※天候などにより行程の順番が入れ替わる場合があります。
※昼食は含まれておりません。お弁当などをご用意ください。
子どもたちが「面白い、すごい!もっと知りたい!」と思ってくれるような、家に帰って「これはあの時見た〇〇だよね」と話題にしてくれるような講座を目指しています。好奇心旺盛で伸び盛りのキッズに実際に身近な題材に触れて、感じて、興味の幅を広げてもらうことを主目的とした体験型の講座です。知識の伝達を目的にはしていません。
たとえお子さんの興味がその場だけだったよう見えても、当日の反応が悪くても、リアルに体験したことはきっと彼らの中に残っていると思います。それがいつか違う形で芽吹く栄養になるかもしれません。
世界や社会が大きく変化している中、食べるという営みや自然との繋がりは今後益々重要性を増すことと思います。子どもの頃から身近な生命にふれることで、子供たちの中にある無限の可能性の芽を伸ばすきっかけのお手伝いができることを願っています。ご参加お待ちしています!
講師
眞鍋 じゅんこ (まなべ じゅんこ)
東京湾の漁師町を訪ね続けるフリーライター
1959年東京生まれ。ベトナムに通っていた頃、そこに古き良き日本があった。そして日本中の村や離島を訪ねて、カメラマンの夫・鴇田康則と記録し続けてきた。面白いことや人を見つけると、じっとしていられない。東京・千葉・神奈川にまたがる東京湾をくまなく取材し、たくさんの面白いことや場所、人を見つけた。著書に『ニッポンの村へゆこう』(筑摩書房)、『産む快感』(自然食通信)、『うまい江戸前漁師町』『中古民家主義 』(交通新聞社)、『アジアで麺』『ベトナムわんさか共和国』(トラベルジャーナル・共著)などがある。ブログ『眞鍋じゅんこのまっすぐには歩けない』
講師
鴇田 康則 (ときた やすのり)
1954年東京生まれ。広告や雑誌、レコードジャケットなどの撮影と共に、アフガニスタンなど中央アジアや北米、タイ、ベトナム、などの人々の生活風景を写真に収めて歩く。現在、日本の村や東京の町歩きの他、東京湾の漁師や村の暮らしを記録。「中古民家主義」(交通新聞社)など眞鍋との共著の写真を担当。各種散歩系の雑誌の取材では、下町から山村まで様々なところを歩きカメラで撮影。著書(写真)『中古民家主義』(交通新聞社)、『「うまい江戸前漁師町』(交通新聞社)、『ニッポンの村へゆこう』(筑摩書房)。