大掃除

*風のメルマガ「つむじかぜ」697号より転載

掃除は毎日するものだ。と思うのだが、自分の家では週一回である。以前もここに書いたが、掃除するときは、一か所だけ「局所大掃除」をするようにしている。例えば冷蔵庫を動かして、隠れていた壁面や床の埃を取りドアの汚れを取る。冷蔵庫の中身の整理までやると大事になる。別の日に、しかも2~3回に分けてやるといい。

浴槽の側面を外して、浴槽の側面や隠れた床を掃除する。といった具合である。先週は、本が大分増えてきたので整理して、50冊ほどブックオフに売りに行った。いつもは、ほとんどお金にはならないので今回も期待していなかったが、意外にも4,000円ほどになった。明細を見てみたら、「脊椎間狭窄症の、、、」とか「ストレッチ 、、、」といった健康関係の本に200円の値段がついていた。

二人の息子も昨年自立し家を出て行ったので、家も広くなると思いきや、一向に広くならない。原因は、二人の荷物がまだまだたくさん置いてあるからだ。特に学習机とその中身には困ってしまう。もう捨てるぞというと、片づけに行くからそのままにしておいてくれ、などというが一向に片づけになど来ない。いつになってもそのままである。

そういえば、自分の時はどうしたのだろうか。田舎の家だから部屋数には余裕があったので、私が東京の大学に出ても、自分の部屋はそのままになっていた。東京に就職してからは、いつの間にか片づけられて、アルバムとか通信簿など僅かなものだけが一つの段ボール箱にまとめられ送られてきた。やっとその時の親の気持ちが理解できる。

息子たちの置いて行った荷物も、本当に必要な物などほとんどないに違いない。おそらく、黙って捨ててしまっても息子たちは文句など言わないだろうと思う。しかし、 なんとなくもう暫くはそのままにしておくような雰囲気である。

そろそろ、着る物も整理しなくてはと思っている。理由はタンスに入らなくなってきたからだ。私は、ファッションを楽しむなどという習慣が身につかなかったので、服は必要なものだけしか買わない。ところが、それでも何故か服は増える。そこで、何年かに一遍は、まだ着られる服でも殆ど着ない物は整理するようにしている。

さて、次回はどこを大掃除しようか。冷蔵庫の中も、結構古いものがそのままになっている。あれとあれは捨てなきゃなあと前から思っているので実行してみよう。その次は、テレビの横の棚かな。こう考えれば、掃除も意外に嫌な作業ではなくなる。年末の大掃除など不要になって一石二鳥のはずである。


★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。


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