アムチ(チベット医)の小川康さんの「ちょっと気ままに”くすり”旅」です。
*小川さんより
日本の“くすり・薬”をテーマに、全国各地をちょっと気ままに旅しながら、薬の歴史を学び、薬草と触れ合う講座・旅です。
◆信州・上田編
信州最古の温泉の一つ別所温泉。鎌倉時代には仏教の学僧たちが集まることから「学海」とも称されました。その中心地として栄えた国宝・安楽寺を散策し、お昼には名物の蕎麦を食べます。昼食後、森のくすり塾へと移動。店の周囲には、キハダ、黄連、芍薬、当帰、決明子、フェンネルなど薬草、薬木が育ち、春にはふきのとうやノビル、ヨモギが豊富に生えてきます。大自然に囲まれたお店で薬草茶を飲みながらくすりについて、環境について、食について、仏教について……、さまざまな話題で語り合いましょう。旅の最後には別所温泉の外湯と地酒で一日の疲れを癒やしてください。
北向観音~安楽寺~常楽寺~昼食「そば久(蕎麦店)」~(徒歩約40分またはタクシー10分)~森のくすり塾にて散策と講座~16:30頃
森のくすり塾で解散。徒歩で別所温泉へ(30分)。希望者は別所温泉の食堂で夕食(17時半~)。
※「そば久」昼食代:1,000円~1,600円
※タクシー代約400円
講師
小川 康 (おがわ やすし)
東洋と西洋の医学を薬学で結ぶ情熱の薬剤師
富山県出身。1970年生まれ。「森のくすり塾」主宰。東北大学薬学部卒。薬剤師。元長野県自然観察インストラクター。薬草会社、薬局、農場、ボランティア団体などに勤務後、 99年1月よりインド・ダラムサラにてチベット語・医学の勉強に取り組む。2001年5月、メンツィカン(チベット医学暦法学大学)にチベット圏以外の外国人としては初めて合格し、2007年卒業。晴れてチベット医(アムチ)となる。チベットの歌や踊りにも造詣が深い。2009年7月小諸に富山の配置薬を扱う「小川アムチ薬房」開店。(現在は「森のくすり塾」に改称、長野県上田市野倉に移転、開業)2015年3月、早稲田大学文学学術院を卒業。修士論文のテーマは「薬教育に関する総合的研究」 著書:『僕は日本でたったひとりのチベット医になった ヒマラヤの薬草が教えてくれたこと』(径書房)『チベット、薬草の旅』(森のくすり出版)
『チベット医・アムチ小川の「ヒマラヤの宝探し」』を風の旅行社社サイト内で連載中。