モンゴル タヒの行動観察手順(一例)

study_kiji015_8



「学生スタディツアー」で夏に募集をしている、現地貢献型のモンゴルツアー、「野生馬タヒの保護活動を支援する旅8日間」で行う保護活動の内容の一例を、まとめてみました。タヒ管理センターからお願いされるタヒの分布や行動観察のお手伝いは、以下のような流れで実施します。

タヒ行動調査手順(一例)

管理センターから車で群れに向かいます
GPS、風力・気温計、観察シートを各自持って、群れにつきます
観察開始時間、GPSデータを計測(風力・気温も)記入します
群れの規模を確認します。子馬の数、および成馬の数を確認します
6時10分、20分、30分というように10分間隔でデータを記入します。これらデータは後日コンピューターに入力してデータ解析をするので、緯度データは特に間違えないように記入しなければなりません
観察終了後、待ち合わせ場所にて待機、センターに戻ります


ホスタイノロー国立公園の素晴らしいフィールドでの活動
ホスタイノロー国立公園の素晴らしいフィールドでの活動
宿泊するタヒ管理センターのキャンプ
宿泊するタヒ管理センターのキャンプ


1~2 名を単位として、タヒの行動観察を行います。
6時頃~10時頃まで、および18時頃~21時頃までが観察時間になります。
タヒの観察は200~300mくらい離れた所から観察を始めますが、群が徐々に慣れてくれば、場合によっては15m 程度のところまで接近できることもあります。群側から近づいてくる場合は静かに座っていれば問題ありません。
観察位置は、タヒの行動を制限しないようにしなければなりません。たとえば、群の後方から近づいていったり、群が向かおうとしている先に立っていたりした場合、群は落ち着きません。窪地に沿って山側へ向かったり、もしくは谷側へ向かったりすることが多いので、窪地には入り込まず、見下ろせるような位置から観察をした方がいいでしょう。
もちろん、大声を上げたりしてはいけません。群が落ち着いているならば、無駄に目立って刺激することのないように、座って観察をした方がいいでしょう。

離れた場所からタヒを観察
離れた場所からタヒを観察
こんな可愛らしい光景に出会えるのも観察者の特権
こんな可愛らしい光景に出会えるのも観察者の特権



ツアーにご参加いただく方には、さらに詳細な資料をお渡ししています。みなさまのご予約をお待ちしております!

ツアーはこちら