最果ての街ウスアイアを歩く
南米大陸最南端そして世界最南端の街ウスアイア。パタゴニア南部フエゴ島のアルゼンチン領に属するこの街は、そのすぐ裏手にはアンデス山脈の終わりが迫り、雪化粧した美しい山とビーグル海峡に挟まれています。坂道が多いこの街の小高い場所から街を眺めると、素朴で落ち着いた街並みが広がり、その向こうには深い青を放つビーグル海峡が目に移ります。同じパタゴニアの街でもペリトモレノ氷河やフィッツロイのようなインパクトが強い見所はありませんが、ウスアイアの街とビーグル海峡を見渡していると世界の果てにやってきた実感が沸いてきます。
素朴なウスアイアの家々。全体的にどことなくカラフルなのがユニーク
小高い場所からビーグル海峡を望む。深い藍色の海が最果てにやってきた旅情を掻き立てる
最果ての地ウスアイアの港。ここから南極圏まではわずか1,250km足らず
街の裏手にはアンデス山脈の終わりが迫り、まるで高山にいるような錯覚になる
ティエラ・デル・フエゴ国立公園とビーグル海峡クルーズ
ウスアイアでの楽しみ方としてまずはティエラ・デル・フエゴ国立公園へ。東京都の1/3程の広さを持つこの公園には様々な動植物が生息しています。特に特徴的なものは耐風姿勢のまま育っている南極ブナでいかにここが強風が吹き荒れているかを証明しています。また、公園内には観光客用の「世界の果て号」というミニSLが走っていて、これに乗って公園内を観察するのも楽しみの一つです。次ぎは港から船に乗りビーグル海峡クルーズを楽しみます。ここには多くの海鳥、アシカなどのコロニーがあり、見る者を楽しませてくれます。遠くに見えるチリ領のナバリノ島、小島にひっそりと立つ灯台など船上から眺めるこれらの景色は街から見る景色とはまたひと味違う魅力があります。
世界最南端を走るミニSL「世界の果て号」
耐風姿勢を取ったまま育った南極ブナ
ビーグル海峡クルーズでは海鳥やアシカのコロニーが見られる
ビーグル海峡の小島にひっそりと佇む灯台
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