ブルネーからサインバイノー!11/6「ボルツ(干し肉)」

サインバイノ!(こんにちは)
モンゴルはだんだん寒くなっています。
MKT支店ニュースお送りします。
本日は、モンゴルのボルツ(干し肉)を皆様にご紹介します。

ボルツ(干し肉)について
モンゴル人の誇りに思うものの一つに、このボルツ(干し肉)があります。
チンギス・ハーンの軍隊は丸ごと一頭の牛の肉を乾燥させてできたボルツを遠征に持っていっていました。
この肉を乾燥させる方法は、現在にも残っています。
1981年にモンゴル人が初めて宇宙へ飛び、そこでこのボルツを液体の状態で使用しました。
このボルツのスープには、肉の蛋白質がそのまま保存されていたということが研究で確認されました。
そして、1991年に10年前のこのボルツの成分をもう一度検査してみると、まったく劣化していませんでした。
蛋白質を75~78%含むこのスープは栄養が豊富で体力を保つのに大変役立ちます。              
ボルツの一番の特徴は、何年もの間、保存できながらも独特の味が変わらず、蛋白質などの栄養成分が失われたりすることは絶対にないのです。ボルツは肉と比べて質がよく、それに輸送する場合も軽いのが利点です。
ボルツを作るお陰であたたかい時期に家畜を殺す必要がありません。
主に、地方の人々や移動している遊牧民、更に旅行している人々も短期間の食料に利用します。
ボルツの味は乾燥させる期間が長くなると共に味が強くなる特徴があります。