中部に行けばベトナムが見えてくる
ベトナム中部にはベトナムの歴史とは切っても切り離せない3つの世界遺産ー7世紀にもさかのぼるチャンパ王国の遺跡や19~20世紀のグエン朝の都フエの遺構、そして16~17世紀、日本人町が栄えた港湾都市ホイアンの街並みーと、と死ぬまで一度は見ておきたいし自然遺産ーフォンニャケバン国立公園があります。そして、ベトナム戦争当時、南北を分断していた境界線の遺構も見逃せません。首都ハノイや、経済の中心ホーチミンだけでは見えてこないベトナム!必見です。
《お詫び》弊社パンフレット「風日和」p9では、「天国の洞窟、ミーソン遺跡、ホイアン、フエとDMZとタムコック 5日間」と掲載されていましたが、正しくは「天国の洞窟、ミーソン遺跡、ホイアン、フエとDMZ 5日間」で、タムコックには参りません。また、ツアー代金も変更になっており、名古屋発着の設定はございません。
本ツアーのルート図
《世界遺産》ホイアン
チャンパ王国時代からの古い港町ホイアン。16~17世紀には、中国人、インド人、ヨーロッパ人そして日本人も含めた一大国際貿易都市でした。その後、ダナンに港湾都市の地位を奪われたおかげて古い街並みが残っています。かつては日本人街もあった古都を散策してみましょう。
《世界遺産》ミーソン遺跡
中世南部ベトナムで、中国と西方を結ぶ貿易で繁栄したチャンパ王国のヒンドゥー教の聖域。7~13世紀の建造物と言われています。20世紀に入ってからフランスの考古学者によって発見されました。ベトナム戦争で一部破壊されたり、盗難にあったりしていますが、その一部の彫刻はダナンの博物館で見ることができます。
《世界遺産》カイディン帝陵
フエの世界遺産には、歴代皇帝の陵墓も「フエの建造物群」のひとつとして世界遺産に登録されています。今回は、その中でもフランスバロック様式を取り入れ異彩を放つ第12代皇帝・カイディン皇帝の帝陵を訪れます。
《世界遺産》フエの王宮
1802~1945年の間、ベトナム最後の王朝・グエン(阮)朝の都がおかれていたフエ。中国の紫禁城とまねて作られたという王宮。周囲2.5㎞の城壁に囲まれた広大な敷地。世界遺産であるフエの歴史的建造物の象徴的建物です。
DMZ(非武装地帯)
DMZとはDe-Military Zone。1954~1976年の22年間、ベトナム中部、北緯17度付近を東西に流れるベンハイ川に沿った南北約2㎞の範囲は、戦時下にあった南北ベトナムの境界線にあたるDMZが設定されていました。
《世界遺産》フォンニャケバン国立公園
4億年以上前に形成されたアジア最古のカルスト地形と言われています。香川県の半分近い面積を有し、その9割以上が原生林。大小約300の洞窟があり、その中でもフォンニャ洞窟と天国の洞窟はその鍾乳洞の美しさで知られています。かつてチャム族の聖地になったり、ベトナム戦争中は武器庫として使用された歴史も興味深いものがあります。




