ブータンヒマラヤの祭典とブータンの歴史を訪ねる
ブータン・ヒマラヤを見渡すドチュラ峠で開催される壮麗な「ドゥク・ワンゲル祭」は、2011年の12月13日に初めて催されました。
2003年にブータン南部のジャングル地帯を不法占拠したインドのアッサム地方のゲリラを、当時の第4代ブータン国王自らが陣頭指揮をとり掃討しました。その勝利と犠牲となったゲリラ兵、ブータン兵双方の供養のためにドチュラ峠にはドゥクワンゲル・チョルテンという108の仏塔が建てられ、やがて国を守った人々を称えるお祭が行われることになりました。そのため踊り手は全員軍人なのです。
「幸せの国」として世界的に有名になったブータンですが、地政学的には中国とインドという2つの大国に挟まれ、歴史的には中世から近代にかけてチベットやイギリスと戦争をするなど「ヒマラヤの小国」として難しい舵取りをしてきました。このツアーでは、ブータンの新しいお祭と歴史的な見所を訪ね、ヒマラヤの小国が守り続けてきた伝統に思いをはせます。