春日山原始林をあるく

春日山原始林の案内図

春日山原始林の案内図


奈良市に引っ越して数年が経ちました。今住んでいる周辺は“歩けば国宝”と言ってもいいほど文化財が多い街ですが、実は手つかずの素晴らしい自然も残っています。

その代表が、世界遺産にも登録されている 春日山原始林。春日大社の神域として、1100年以上も狩猟と伐採が禁止されてきたため、手つかずの森が今も守られています。スギやヒノキ、シイなど多様な樹木が層になって生い茂り、樹齢300年以上の巨木も立ち並ぶ、まさに自然の宝庫です。

先日、春日山を撮り続けている写真家の方のお話しを聞く機会がありました。その方によると、公共交通機関でアクセスでき、市街地に近い原始林は日本だけでなく世界的にも珍しいとのこと。実際、近鉄奈良駅から歩いて行ける距離なのです。

スタートは東大寺

スタートは東大寺

とある週末、東大寺からスタートして若草山を登り、春日山原始林を歩いてきました。東大寺や奈良公園は紅葉目的の観光客で賑わっていましたが、若草山を越え原始林に入ると、次第に人影が消え、聞こえるのは風や鳥のさえずりだけ。

原始林内は遊歩道が整備されていて歩きやすく、気軽なハイキングにぴったりです。とはいえ、所々に【熊注意】の看板が。まだ人的被害は出ていないようですが、若草山周辺にも熊目撃情報がでているそうで、少しドキドキしながら歩きました。

春日山原始林は多くの古道や神社への参道の起点としても使われてきた場所です。鹿やリス、野鳥なども観察でき、森の中で自然と人の暮らしの歴史を感じられるのが魅力。四季折々の変化も楽しめ、春は新緑、秋は紅葉、冬は霧に包まれた幻想的な景色が広がります。

奈良の街中からすぐに訪れることができる自然の静けさは、お気に入りの散歩道になりそうです。また季節を感じに、近々歩きに行こうと思います。

奈良盆地を一望できる若草山山頂

奈良盆地を一望できる若草山山頂

ネパールの首都カトマンズも、素晴らしいヒマラヤの景色と街が共存している場所で、古都という点でも奈良に似ていると感じています。
ゴールデンウィークまでがヒマラヤ展望が期待できるシーズン。
まだまだご予約お待ちしています!!



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