信州遠山郷・霜月まつりへ Part1

つむじかぜ160号より


11/30~12/2の三日間で行った「信州遠山郷・霜月まつり(神楽)を見る」という風カルチャークラブの講座に行ってきました。私にしては、珍しく、久々の添乗業務でした。誤解なきよう念のためですが、帰省ではありません。仕事です。

南信州(南信)の飯田市は、私の故郷で19歳まで過ごしました。自分の生まれ育った所に、お客様をお連れするとは、今まで想像もしませんでした。何故なら南信は、有名な観光地は全く無く、「何もない」と長年思っていたからです。20年ほど前に、東京から職場の仲間が遊びに来た際には、木曾の妻籠へ連れて行きました。私の生家から妻籠までは、清内路峠を越えれば車で一時間足らずでしたから。

私は、自分の故郷を今まで全く知らなかったし、知ろうともして来なかったことに最近になってようやく気づきました。どこと無く、故郷は私の興味の対象とは対極にあって、むしろ否定し忘れるべきものといった感覚があったと思います。

最近は、大分変わってきて、正面から向き合うことができるようになって来ました。ですから、今回、8名のお客様方とご一緒できたことは、どこか恥ずかしくもありましたが、大感激の一時でした。

どのお客様も、遠山郷の霜月まつりを以前からご存知で、是非見てみたかったが、雪のことを考えると自分で来ることに二の足を踏んでいらしたそうです。そこに、風カルチャークラブがこの企画を打ったものですから、すぐ申し込まれたとか。なんとも、感謝感激です。

14:30に飯田駅集合。バスで遠山郷に向かい一時間ほどで旧木沢小学校の木造校舎に着きました。今は、矢箸トンネルが開いたので、大変近くなりましたが、以前はすれ違いもできないような細い道しかありませんでしたから、遠山郷は、その名の通り、大変な山奥だったのです。私も、最近まで行ったことはありませんでした。

つづく

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

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