秋の連休を定着させたい

つむじかぜ251号より


初めてのS/W(シルバーウィーク)も早終わろうとしています。弊社でも、5月から予約が入り早々と添乗員付きで催行が決定するツアーが出てG/Wや年末年始に匹敵するピークになりました。

弊社のお客様は、仕事の関係でG/Wや年末年始などの大型連休以外は、まとまった休みが取れないという30、40歳代の方が多いので、このような大型連休は大歓迎です。

私も、S/Wを毎年定着させてはどうかと考えていましたら、先日、 星野 佳路氏(星野リゾート代表取締役社長)が、「S/Wのように休みが集中するのは、あまり良くない。道路は混むし、旅館は高くなる。観光地は、人だらけになる。日本人の休みをもっと増やすことは大切ですが、その分散化が必要だ。それによって、観光産業が安定し盛んになり雇用が生まれる。」とテレビのある番組で話しておられました。

なるほど、弊社でも、9月から11月までの間に、スタッフは、有給休暇と合わせて一週間ほどの夏休みます。もちろん、どう使おうが自由です。せめて一週間の連続休暇を取りたい時期に自由に取ることが、日本中で、習慣化したら随分変るだろうなと思います。

しかし、日本人は、心のどこかに、みんなが休みだから堂々と休めるといった意識があります。会社がやっているのに自分だけ休んでいても落ち着かない。あんまり閑散とした観光地に行っても寂しい。とかそんな意識もあります。ライフスタイルの転換が必要だという正論も分かりますが、やっぱり、S/Wのようなみんな一緒に休む休暇を秋にも作っていいんじゃないだろうかと私は思います。

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

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