アウトドアースポーツロッジ、尾瀬山どん

つむじかぜ412号より


先週の22日(土)、モンゴル担当の高嶋達也と上越線の沼田駅で待ち合わせ、車で片品村に向かった。去る3月、モンゴルの「ほしのいえ」のスタッフ、モチコが研修で一週間お世話になった「アウトドアースポーツロッジ、尾瀬山どん」に、ご挨拶とお願いに行くためだ。

前週に、電話で一応、簡単にお話はしてあるが、詳しくは伺った折に、と濁してある。実は、今度は、モチコを研修で一ヶ月預かってもらえないかとお願いし、更には、MONGOL KAZE TRAVELのスタッフ、ザヤーも一緒に預かって欲しい、とずうずうしいお願いをしようという腹積もりであった。

私は、昨年、モチコの研修終了の折に、山どんに伺い、ご主人と奥様にもお会いしている。私の知人が仲介してくれて、お願いした折には、難しいこともなにもおっしゃらず、快く引き受けてくださった。普通は、幾ら紹介だと言っても、いきなり見ず知らずのモンゴル人を預かることなど断って当然だ。第一、そんな義理など何もない。

なのに、「いやあ、素晴らしい。モチコさんはよくやってくれたよ。何もかも、初めてで驚いたでしょうねえ。でも、なんでも一生懸命で、モンゴルの踊りも見せてくれて、地域の人にも大変な評判だったよ。」と、迎えに行った折には、大変褒めて下さった。私は、心から感謝申し上げた。

それから9ヶ月、すっかりご無沙汰した挙句、こんなことをお願いに行くのだから、流石に、嫌な顔をされるだろうなと覚悟して行った。しかし、当たって砕けろだ。モチコは、昨年、長年の夢が叶って来日し、感激のあまり日本に到着し事務所に来たとたん、万歳して泣き出した。そして山どんでお世話になった後、大変喜んでモンゴルに戻り、今年の夏は、大変張り切って仕事をし、お客様からも大いに褒められた。冬は、モンゴルでは仕事がない。今年も、モチコには日本で研修を積んでほしい。

「いいですよ。その代わり、お客様扱いはできないし、何でもしてもらうけどいいかい。ザヤー君には、雪かきや力仕事もしてもらう。酒は、飲めるかい。一緒に呑めると楽しいねえ」そう山どんのご主人は、二つ返事で引き受けてくださり、「モチコさんには、また、踊りの用意をしてきてもらってください。みんな喜ぶから」と奥様からも、気さくにお話いただいた。

いやはや、感謝感激である。私たちは、色々なところで多くの方々に助けて頂いてこうして仕事をしている。ネパールからの研修でも、屋久島や乗鞍でお世話になった。お客様にも、快く迎えていただいている。本当に、厚く御礼申し上げたい。

→ 2013年2月、モチコとザヤーが来日した時の様子はこちら

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

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