つむじかぜが12年間も続いた理由

つむじかぜ500号より


「来週は、つむじかぜが500号を迎えるので宜しくお願いします」先週、社内のメールマガジン担当者にお願いされた。先々週紹介した「シャンタラム」という小説の紹介をしようと思っていたが、それは来週になった。

500号なら、単純に週一発行で計算すると9年ほどになるが、最初の頃は隔週発行だったので創刊はもっと前になる。手前みそだがなんと2002年10月2日(水)に創刊し、12年も続いているというから驚きである。

当時の担当は、横浜支店長(2003年にSARS禍で残念にも閉店)の川崎洋一で、創刊号の編集後記がなかなか面白いが、動物愛護団体からは少々怒られそうでもある。チベットを愛してやまない風の旅行社の「たまちゃん」への愛情表現と思いご勘弁願いたい。

————————

■編集後記■
風の旅行社 横浜支店の野望 その1
夏から「たまちゃんだ」「つるちゃんだ」と川崎・横浜周辺をにぎわせている彼。
彼がたまに姿を見せる帷子川は横浜支店のすぐ近くを流れている。
9月13日、私のチベット添乗の前日、「帷子川に姿を現した」とのたまちゃん
情報。飛んで火にいるたまちゃん。こいつを拿捕してこっそりチベットへ連れ
ていく。そしてヤルツァンポ川に放流すれば・・・・ひっひっっひ「やるちゃん」だ。

計画では、そろそろカイラスに着くころ。
やるちゃんを見かけた方はご一報ください。

————————

ともあれ、最新のツアー情報をお知らせしていこうという趣旨で始まった。正直申しあげてこんなに長く続くとは考えていなかった。

弊社がPCを一人一台にしたのは1998年である。爾来、メールで仕事をするのが当たり前になった。メールは、電話、FAXの代わりとなり、相手が不在でも連絡ができるという利点などもあって、あらゆる職場で抵抗なく受け入れられていったように思う。つむじかぜがこんなに長く続けてこられたのも、そうした背景に後押しされてのことだろう。

現在はSNSやスマホへの対応が叫ばれているが、お金もかかるし、変化も激しくいったいどこまで対応して良いのか分らない。一番困るのは、企業という組織はSNSという個人単位のコミュニケーションとはルールも内容も異なるから、上手く繋がれないという問題である。個人を単位に繋がっている世界に、企業という組織体が加わったら、会話が成り立たないどころか迷惑に違いない。とにかく複雑で分りにくい。

それに比べると、メールマガジンは、実に単純な構造だ。だから続けてこられたと思う。また、担当者も、どの記事がクリックされたか数字で分るので編集のし甲斐もある。

そして、何より励みになるのは、皆さんが「読みましたよ」と、たびたび声を掛けてくださることだ。実にありがたい。

これからもスタッフ一同頑張ります。引き続きのご購読、何卒、宜しくお願い申し上げます。

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

シェアする