ザヤーからサインバイノー!10/12「激変!ウランバートルの横断歩道」

ぴたりと停止線に車が止まっている横断歩道ぴたりと停止線に車が止まっている横断歩道

みなさん、サインバイノー?

モンゴルでは最近、ウランバートル市の人々に「信号を守ってもらう」ようになりました。

モンゴルは社会主義から民主主義に変わって23年間立ちました。
社会主義時代はウランバートル市の人口や車が少なかったのですが、民主主義に変わって、国際交流や直接交易が自由になってからは、人々が色々欲しがって消費が増えてきたことによって、車の台数が急速に増えてきました。
モンゴル国の民主主義はまだ歴史的に浅く、急に増えてきたウランバートルの人口や大渋滞をどうしたらいいのか。いい方法がまだ見つかっていません。

車がだんだん増えてくるにつれて、交通ルール守る人が少なくなり、信号無視をして道をわたる人が増えました。その結果、交通ルールの無視による事故が多くなり、さらに、そのなかでも子どもが事故に遭うことがとても多いです。

最近は渋滞や事故を少なくするため、横断報道のところに管理人さんがいて、正しく、自動車の信号が「青」信号の時は歩行者を止まらせて、「赤」信号の場合車を止まらせて歩行者を通らせています。
信号のところで管理人さんが付くようになって3週間しか経っていないですが、ウランバートル市の事故が5パーセント減ったといわれてます。子どもたちも安全に道を渡れるようになりました。

横断歩道の管理人さんは最初はボランティアの人でしたが、今は政府からお金出して働いてもらってます。

この管理人さんの1日間の給料は1万5千tg(日本円で約880円くらい)で、暑いときも寒いときも頑張って働いてくれてるのに、生活するにはまだ十分足りないお金なのですが、ウランバートル市の交通安全のため貢献してるから、市民はみんなありがたい気持ちをもってます。

モンゴルにツアーで来たお客さまやモンゴルで暮らしてる外国人にとって、信号を無視して道路を横断するのは大変だったようですが、これからそういう心配がなくなりそうですね!

おわり