六甲山の王道・芦屋ロックガーデン

厳冬の候、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

先日、大阪府の最高峰(標高1,125m)・金剛山へ登ろうと考えていましたが、天気予報では寒波の影響で雪が降っている様子でした。また、登山口付近の駐車場はチェーンが必要、登山道もアイゼンが必須との情報。準備が面倒でしたので、急きょ行き先を変更し、久しぶりに「六甲山」へ出かけることにしました。

六甲山は神戸を象徴する山として親しまれており、最高峰は標高931m。実は山頂付近まで車で行くことも可能です。東西約30kmにわたる広大な山系で、気軽なハイキングコースから本格的な岩場ルートまで、さまざまな楽しみ方ができます。今回はその中でも特に人気の高い「芦屋ロックガーデン」を通り、六甲最高峰を目指すことにしました。

ロックガーデンの入り口・いよいよ本格的な登山開始です!

阪急芦屋川駅を出発した頃から、予報とは裏腹にチラチラと雪が舞い始めました。「少し降っているな」程度に思っていましたが、高級住宅街を抜け、本格的な山の入り口「高座の滝」を過ぎ、花崗岩の岩場を登るにつれて、次第に雪の勢いが増してきました。

この岩場こそが、大正時代に日本の近代登山が始まったとされる聖地「ロックガーデン」です。初心者向けとはいえ、所々に急峻な岩場や鎖場があり注意が必要で、なかなか歩きごたえがあります。身近に緊張感を味わえる、六甲山随一のハイライトと言えます。

雪が舞うロックガーデン

鎖場もあってスリルがあります

手足を使ってよじ登ります

みるみるうちに雪が積もっていきます

せっかく場所を変えて六甲最高峰を目指して出発しましたが、途中から雪が強まり、足場が悪く、展望も望めない状況となってしまいました。アイゼンなどの雪山装備も用意していなかったため、今回は無理はせず、途中の「風吹岩」までの往復としました。

ロックガーデンを登りきると、標高437mの「風吹岩」に到着します。その名の通り、風が吹き抜ける大きな岩の上からは、本来であれば眼下に神戸の街並みと大阪湾の大パノラマが広がる絶景ポイントです。いつもは多くの人で賑わう場所ですが、この日は残念ながら、雪で視界が真っ白ということに加え、厳しい寒さもあり、周囲に人影はありませんでした。

雪の風吹岩に到着

残念ですが、展望は次回にお預け

そんな中、凍える心を温めてくれたのが、登山者の間では癒しのマスコットとして有名な、この岩場の主「風吹岩の猫」です。この日出会えたのは一匹だけでした。寒さに耐えるように丸々と太った可愛らしい姿に、すっかり癒されました。

まるまると太った風吹岩のアイドル

なかなか急な岩場です

雪は次第におさまりましたが、下りは特に大けがにつながりやすいため、滑りやすくなった足元を一歩ずつ確かめながら、来た道を慎重に下り、無事に芦屋川駅まで戻ることができました。

自然の厳しさと、ほんの一瞬の癒し。改めて六甲山の魅力を再発見した一日となりました。

関西の方にはおなじみの六甲山ですが、他県の方にもぜひ歩いて、その魅力を体感してほしい山です。

■今回の行程
歩行距離:往復約6.4km
所要時間:約2.5時間
最高地点(風吹岩):標高437m

■ルート詳細
芦屋川駅(標高約30m)スタート
→ 約20分/約2km → 高座の滝(標高約160m)
→ 約55分/約1.2km → 風吹岩(標高約447m)
→ 約55分/約1.2km → 高座の滝
→ 約20分/約2km → 芦屋川駅

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