黄金の道

アジアハイウェイ AH2 ~タイ・ミャンマー編~

ツアーコースの特徴

AH1〔アジアハイウェイルート1〕で、バンコクまで辿ったルートは、ミャンマーとの国境で途絶えているため、バンコクからはAH2〔アジアハイウェイルート2〕を通り、ミャンマーのマンダレーを目指します。途中、チャイントォンからインレー湖までは、道が完備していないため、飛行機移動になります。その後は、AH1を南下、新首都のネーピードー、旧首都のヤンゴンへとバス旅を続けて行きます。


パゴダ(ヤンゴン)

タイ、ミャンマーで最も目を引くのが、黄金のパゴダです。貧しい農村地帯を走っていても、必ず暑い熱帯の日差しに、パゴダが輝いているのが見えるはずです。それは、どんなに貧しくてもお寺に寄付をおこなう人々によって支えられています。現世はダメでも、来世に期待をかける人々の願いなのです。しかしそれは諦めではなく、今生きるための活力でもあるのです。サイクロンで大被害を受けたミャンマー。まだまだ復興には、ほど遠い状態です。「こんな時に訪れるのは悪い」と考えがちですが、実はいまだからこそ、現地の人々は、多くの方々に見てもらうことを望んでいるのです。そんな被災地訪問もツアーに組み込みました。どんな時でも笑顔を絶やさない、控えめな人々の姿に、教えられることも多いはずです。
同じ仏教国であるタイも同時に訪問することで、ミャンマーの違いもわかってきます。タイからミャンマーへの「黄金の道」。本当の意味でのゴールデンルートになるのは、いつの日のことでしょうか。

戦場に架ける橋

映画の舞台にもなった第二次大戦中、タイのカンチャナブリに旧日本軍がビルマ(現ミャンマー)への輸送路として建設した橋。今も現役の旧泰緬鉄道を列車と車でミャンマー国境近くまで走ります。

栄光の残像 アユタヤ

世界遺産に登録された400年35代に及ぶ王都アユタヤ。広大な敷地の中の静かなたたずまいが、18世紀ビルマ軍に破壊された悲しい歴史を物語っています。

インレー湖の船

今でも、足こぎボートがインレー湖の主な生活手段です。足で器用に櫂をかき、湖で漁をします。今流に言えば、最もエコロジカルな生活です。

伝統の危機 少数民族

タイ北部からミャンマーにかけては、多くの少数民族が暮らしています。多民族に迫害されたり、時の権力者達に都合のいいように利用されてきました。今でも、辺境地区に細々と暮らしています。

聖地チャイティーヨ

山の岩の上に、今にも落ちそうな黄金の岩=パゴダが載っています。ミャンマーのシンボル的パゴダ、ゴールデンロックですが、トラック、徒歩とたどり着くまでは、かなりの苦行が必要です。

滅びの美学 パガン

幻想的な夕日が望めることで有名、世界三大仏跡に数えられるパガンは、11世紀~13世紀にかけて、4千とも言われるパゴダや寺院が造られました。その後、モンゴルの侵略や地震によって崩壊しましたが、現在でも3千近いパゴダや寺院が残っています。

托鉢 信仰の道

ミャンマーの生活の中には、仏教が生きています。毎朝托鉢の僧達が、家々を回り、人々は、祈りを込めて、僧達にお供え物を捧げます。男の子は、8歳~中学生ぐらいの間に、一度は仏門に入ります。

忘れてはいけない過去

ザガインには、日本パゴダや多くの慰霊碑が立っています。第二次世界大戦中に戦死した19万人を慰霊するために、1976年に建立されました。映画「ビルマの竪琴」「戦場にかける橋」の時代も、そんなに昔ではありません。

未来に架ける橋

タイのサンクラブリーでタイ最長の木造の橋を、ミャンマーのアマラプラで、世界一長い木造の橋(ウーペイン橋)を見学します。ただの建造物ではなく、人が行き交い、今でも生活の橋として使われている事に、魅力を覚えます。


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