4WDで行くチベット茶馬古道 11日間

~雲南からラサへ~



チベットをめざすアドベンチャールート

雲南省からチベットへの道は、歴史的にも茶の産地雲南と茶の消費地チベットを結ぶ「茶馬古道」として知られ、かつての日本でのシルクロードブームのように、近年中国では茶馬古道ブームが起きています。チベット・ラサに入る4本のルート(青海→ラサ、四川→ラサ、新疆→ラサ、雲南→ラサ)の内、最も変化に富んでいます。数年前までは最も険しい道でしたが、近年整備が進んで大半が舗装道路になりました。今回は雲南省のシャングリラからチベット自治区のラサまで、約1,700kmを4WDで走り抜けます。

※7月の高山はしゃくなげ、ブルーポピー、大黄等の季節。9月は山々の紅葉が期待できます。

高山病に考慮した日程

徐々に高度を上げながらも宿泊地の標高は最低限にとどめ、途中に2,000mの宿泊地も設けるなど高山病に配慮。ラサまでの道中は現地事情に詳しいチベット人ガイドが同行するなど、アドベンチャーツアーにしてムリのない十分なバックアップ体制です。

変化に富んだ道程

今回のルートは沖縄と同じくらいの緯度に位置します。その最低2,000mから最高地点5,010mまで、ほぼ3,000mの高低差のある山岳地帯をアップダウンを繰り返しながら、8日間かけて駆け抜けます。




雲南省北部には、世界遺産中最も指定面積が広い(台湾の2倍)三江併流地域があります。わずか170kmの間に、アジアの大河、揚子江上流の金沙江、メコン河上流の瀾滄江、サルウィン河上流の怒江が流れ、横断山脈に深い谷を刻んでいます。シャングリラからは、横断山脈とこの3本の河と渓谷を上下しながら八宿まで辿り、その後は、雪山や氷河を見ながら、森のチベットを走りラサを目指します。




 交易のキャラバン隊も目にした風景
唐の時代から存在したといわれる雲南省からチベット・ラサへ向かう道「茶馬古道」には、横断山脈に深いしわを刻みながら並行して流れる3つの大河・金沙江(長江)、瀾滄江(メコン河)、怒江(サルウィン河)、4,000~5,000mの峠、白銀のヒマラヤやそのふもとにたたずむ氷河や湖など、旅人を寄せ付けない大自然の脅威がありました。その厳しい自然の中で敬虔なチベット仏教が人々の心に深く根付いていったのかもしれません。19世紀半ばには交易路として大きく発展しましたが、当時でもまだまだ危険なキャラバンだったようです。車道が開通した今、我々を待ち受けているのは・・・。


金沙江(長江)大蛇行 ~大自然の驚異~

2日目、シャングリラを出て最初に出会うのが金沙江です。

西から東へと広大な中国の大地を潤す大動脈長江(揚子江)は、チベット高原にその源を発し、雲南省で横断山脈にその行く手を阻まれ大きく南に迂回しています。ヒマラヤ造山運動が作り出した大自然の驚異です。その途中には、大きく行き先を変える大蛇行のポイントがあり、その自然の力の偉大さを目の当たりにすることができます。


霊峰・梅里雪山 ~チベット仏教徒の聖地~

金沙江が織りなす峡谷を抜け、金沙江の大蛇行に目を奪われた後は、一気に高度を上げ白茫雪山の峠(4.200m)を越えて徳欽を目指します。天気が良ければ、梅里雪山の13峰(最高峰は6,740m)が一望に見渡せます。チベット族からの巡礼者が絶えない梅里雪山の向こうはチベット自治区。主峰カワカルポは皇帝の山の意味で、13ある峰の中でも際立って神々しい山容をしています。その東を流れる瀾滄江の川面が1,500mほどしかないことを考えると、標高差は約5,000m。巨大な山脈と深くえぐれた溪谷が幹線道路の行く手をさえぎり、そのためか、近辺には昔ながらの暮らしを守る村が残っています。


塩井 ~太古からの贈り物~

3日目、徳欽を出て出会うのが、瀾滄江(メコン河)。

その川に沿って走り、チベット自治区に入って最初に目に留まる村が塩井です。ヒマラヤが海面から隆起した太古の名残が、この地に塩の資源をもたらしました。今でも大切な交易の品です。井戸から沸く塩水を桶で汲み上げ、木組みの棚田に撒いて天日にさらし、塩を取っています。この力仕事は女性の仕事と言われ、男性は交易に従事しています。また、この村には19世紀フランスの宣教師の建てたキリスト教教会があります。宿泊は河沿いの温泉ホテルです。


東達拉峠 ~メコン河からサルウィン河へ~

5日目、瀾滄江を離れ、5,008mの東達拉峠(ドンダラ峠)を越え左貢(ゾゴン)、幇達(ポムダ)へ。更に4,600mの業拉山を越えると、今度は標高差2,000mもある72のヘアピンカーブを、怒江(サルウィン河)沿いの道へと降りていきます。




来古氷河

6日目、道中、多くの巡礼者が訪れるチベット仏教寺院を遠望後、狭い峡谷を抜けると視界が開け然烏湖(3,850m)が見えてきます。そこから、東チベット最大といわれ、チベット三大氷河(阿扎、米堆、来古)のひとつ、来古氷河を訪れます。天候に恵まれれば、雪山と湖に浮かぶ氷河が映えます。


 ラサをめざす
すでにチベット文化圏。ヤクの毛で編んだテントをベースに高地でヤクを放牧する人、燃料となるヤクの糞を拾う人、ラサをめざして五体投地を続ける敬虔なチベット仏教徒などに出会うこともあります。

中国で最も美しい氷河

7日目、然烏からは、湖から流れ出た渓谷沿いを走ります。途中片道2時間の簡単なトレッキングに挑戦します。米堆氷河は、05年中国国家地理の雑誌で、中国で最も美しい氷河に選ばれた氷河で、6,000m級の雪山から流れ出し、先端は2,400mという低地にある氷河です。


 チベットのスイス・波蜜
波蜜まではチベットのスイスと呼ばれる風景が続きます。渓流沿いのこんな道も。波蜜(ポミ)はポミ犬の産地としても知られています。

最大の難所

8日目、波密から魯郎までの160kmは、土砂崩れ地帯あり、片側通行の吊り橋ありと、道中、最大の難所です。ヤルツァンポ河の支流沿いの道は、ラサ付近の風景とはまったく異なる森のチベットです。


 ヒマラヤに出会う
魯郎を過ぎて、セチラ峠(4,515m)からは、天気さえ良ければ、世界で15番目の高峰ナムチェバルワ(7,782m)が顔を出します。そしてさらにそこを下ればボン教の聖地・ボン・リがヤルンツアンポ河の合流点に鎮座しています。

聖地・ラサへ

9日目、八一から舗装道路を一路西へ。5,010mの米拉山峠を越えればラサはもうすぐ。かつてキャラバン隊の到着を見守っていたポタラ宮が今も、私たちを迎えてくれます。


 チベット仏教の総本山・大昭寺
大昭寺の前には五体投地を繰り返すチベット仏教徒たちの姿が。この光景だけは、今も昔も変わっていません。そしてこれからも変わらないことを祈りつつ、最後ラサを後にいたします。


【注意事項】

●気候:GWの時期は、雨期の前で天気が安定しています。が、高山地域では、よく雪に降られます。7月は雨季に入ってまいります、高山植物に出会える季節です。9月は雨季から乾季への移行期、後半は比較的天気に恵まれています。

単位:℃
地 名 4月 5月 6月 7月 8月 9月
シャングリラ 最高気温
14
18
19
19
18
17
最低気温
7
10
13
14
14
12
ラサ 最高気温
16
20
25
26
27
21
最低気温
1
5
9
10
9
8

●移動:シャングリラ~ラサ間は、4WDを使用し、1台3人乗りになります。

●宿泊施設:昆明と北京を除くホテルは3星以下で、3日目~7日目のホテルはシャワーのみとなります。

●ホテルは最終日程表にてお知らせいたします。が、現地事情にて日程やホテルが変更になる場合があります。あらかじめご理解ください。

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